広告は、いきのこるか?
広告業界は、かつて華やかな業界でした。
私たちが就職選択するときには、広告会社に入社する事は、とても名誉ある事だったのです。
なぜ?と言えば、やはり長年かけてテレビ番組、映画などの世界が作り上げてきた結果であると思います。
「奥様は魔女」の旦那さんの勤務先が広告会社。
人気テレビ番組のヒーロー、ヒロインが広告会社だったりしました。
わたしもなぜ、広告会社と言えば、宣伝会議、ブレーンなどの広告雑誌を毎月読んだりしていたからです。
「おいしい生活」というキャッチコピーで一世を風靡した、糸井重里さんに憧れたものです。
コピー一つで、製品が売れたり、ヒットしたり、凄いと感動していたのです。稼げるんだ。そんな思い。今で言えば、ユーチューバーに憧れた。そんな感じでしょうか?
ちょうど同時に、パルコ出版の「ビックリハウス」という雑誌が発刊されていて、このパロディ的な世界観がわたしの原点でもあります。
糸井重里さんや、イラストレーター、デザイナー、アーティストなどを次々と輩出していった雑誌でした。
この雑誌は今でも、わたしの原点になっています。
今や、広告業界の売上メディア比較ではテレビ広告がインターネット広告に抜かれてしまったのです。
広告と言えば、テレビとは言えなくなったのです。
テレビよりも、インターネットや、SNS、YouTube広告も変遷してきたのです。
それではなぜ?
それは簡単です。
広告主にとっては、費用対効果、お金を払った分の価値を広告しただけ返して欲しいのです。
それをテレビ広告にもかつては視聴率や、ヒット製品で確認できていたのですが、その裏を知ってしまえば、広告会社のいう通りの広告効果が出てくるのか?
疑問を持ち出したのです。
そこに現れたのが、費用対効果を提案できる、インターネット広告でした。
インターネットの仕組みが目に見える形で、数字の形で見せることができるようになったのです。
そこには、マーケット戦略の効果測定ができるという裏付けが可能になったのです。
これ、すごくないですか?
本物しか生き残れない時代がきたわけです。
なので、広告メディアをただ売り込んだりする会社は、今後生き残れなくなるのです。
それでは全てダメかと言えばそうではないと思っています。
広告効果を明確に出せる会社は生き残ります。
広告効果に沿った、インパクトのあるデザイン提案や戦略が出せる会社、広告コンサルティング的なところで宣伝PRができる会社は生き残ります。
新しいメディアを自分の力で開発して、自分メディアを所有している会社は生き残ります。
自分の会社はどうか?
確認してみたらいいです。
今は荒れていても、競合会社などが出てきたら、薄利多売競争の中厳しくなっていきます。
新しい事業検討が必要です。
まとめれば、
広告会社でも、
自分メディア所有する会社、例えば、Google、メタ、Twitter、など自分所有メディアで多角的に業務展開しています。
その中には広告ビジネスモデルもあります。
広告効果が明確に打ち出せる会社、提案できる会社は、生き残ります。
広告主からすれば、この会社に提案もらえばリスクなしでヒットを作れる可能性が出るのですからゴーサインなのです。
技術的に、システム的な広告効果が出せる会社です。
もう一つは、このシステム、技術で裏付けされたとしても、実際のアウトプットである広告が普通であればあまり効果が期待できないのです。
ここにインパクト広告などのアイデア工夫を出せる会社が生き残ります。
これからの時代、こんなことを考慮しながら、広告関連を見ていったらいいと思います。リクルートするにしてもそうです。