イベントの仕掛けの凄さ!
わたしは、イベントの仕事を長年やってきたのです。
ここ数年コロナ禍でできてないですが、いろいろなイベントを手掛けてきました。
また。イベント大賞の審査員をやらさせていただいたことも何年かありました。
日本全国の大なり小なりのイベントを数人の業界の人と、スタッフと、文章、動画、写真、最終は、プレゼンテーション審査で大賞などを決めていきます。
面白いイベントやら、博覧会、オリンピック、皇室系のイベント、国のイベント、町おこしイベント、団体主催のイベントや、お祭り、いろいろなイベント、キャンペーンなどが出ていました。
世界雪合戦大会なんか面白かったイベントです。
なぜか、雪合戦大会なのに、赤道直下の国の参加などもあって面白かったのです。
雪のない国なのに!という感じです。
ある町の狐の嫁入り行列も面白いイベントの一つです。また、日本一大きなお雛様など。さまざまなイベントを審査したものです。
イベント大賞の審査員という立場で多くのイベントに関わってきたのです。
特に印象深かったイベントがありました。これこそが、行動を起こさせる為のイベントだあると思いました。
それはこんなイベントでした。内容は単純、コストもそんなにかかっていません。でも後味強烈なのです。
写真展なのです。しかも犬の。何普通の犬の写真展。入り口入ると、家族と犬の、生まれたばかりから、子供達と戯れる、家族との和気あいあいの写真が並びます。何がない日常ペットとの生活。こんな写真が並びます。みている人は、癒されます。
あるところに行くと、写真展が左右に二方向に展開するのです。左に入っていくと、先ほどの家族とのそのままの生活と、家族も犬も老いていく、でも幸せな写真。
写真展を抜けて出てからは、かえって、自分の家族とペットに想いを馳せるでしょう。
もう一つの方は入ったら、ここでは、ある時に、ペットを手放さないといけない状況になってしまい、そんな状況が次々写真になっていきます。最後は殺処分。悲惨なすがたの写真が並びます。
何もコメントもないのてす。でもとんでもなく後味悪くないですか?何をか思う!です。
無言のメッセージなのでしょうか?
わたしには強烈でした。何も説明などもメッセージもないことが、また、人に考えることを強制します。わたしはこれこそがイベントの力と思ったものです。今でも強烈に覚えているのです。
自然保護や、植物保護、人間保護、メッセージも大切ですが、語らないメッセージ手法も何かありそうです。
これからますます、そんなメッセージ広告。語らないメッセージ広告と言われるものも大切になってくるのではないでしょうか?