鎌倉はテーマパークなのです
広告会社に在籍していた頃、鳥羽市のテーマパークを構想してくれという依頼があり、鳥羽に行ったことがあります。市長と話をさせていただき、その頃の他のテーマパーク分析をお伝えしたことがあります。
テーマパーク大流行りの時で、各地方で色々なテーマパークが地方の町おこし、県創立などの記念事業としてやられていた頃です。良き時代です。
その町の特産品や特徴関係なく、何かないか的な発想で進めていたテーマパークも数多くありました。バブルだったのでできたのではないか?と今思っています。
この頃、箱物と言われて各地に色々なものができたり、ドーム、公会堂、コンサートホール、美術館、資料館などがどんどんできたのです。資金や、コストパフォーマンスを一切考慮しないで、経済は発展するもの。栄えるもの。と疑うことなく進めていったからですね。
やはり凄い時代です。今では殆どその頃のテーマパークは残っていません。また、コンサートホールや、資料館、美術館など総じて赤です。なぜ赤字なのか?それは、収益計算が無茶苦茶だったからです。伸び続けるということを前提に進める。まさにタラバ。なのですから。当然です。その前提が崩れれば持ち堪えられないのは必然です。
私たちも持ち込むときには、そこの場所のリサーチ、得意なことなどなど真剣に調査して提案するのです。ただ面白いものがあるからという企画では後々大変なことになるからです。
少しそれますが、その頃テーマパークの特集していた雑誌があって、その中で、成功しているテーマパークはということで、
東京ディズニーランド
日光東照宮
伊勢神宮
をあげていたのです。日光東照宮は、江戸時代のものですが、中身は全て中国逸話伝説なのですから、ディズニーのようなファンタジーなのです。
また、伊勢神宮は、これもまたスピリチュアルな意味で、今流行りのスピリチュアルパークの典型なのです。
ディズニーランドは、言わずと知れた本物のファンタジーな世界を作っています。
共通点は、本物であること。大きな規模で妥協なしで作られていること。でした。真似したまがい物ではうまくいかないということでしょうか?
テーマパークなども、これから最新技術や、メタバースの世界観が導入されていくと少し変わっていくとは思います。しかし、結局人間の本性に根ざしたもの。感動と体感。それは絶対必要条件ではないでしょうか?
だから最近アウトドアが出てきたり、最新技術とは裏腹のものが流行ったりもするのです。スピリチュアルなこともそうです。
私は近くの鎌倉佐助稲荷神社にまたいってきました。ほぼ一ヶ月に一回参拝します。鎌倉佐助稲荷は、伏見稲荷のように鳥居⛩があって、狐が待ってくれています。霊感あらたかな泉もあり、私はとても楽しみにしているのです。狐の霊力。なぜか神秘的でいいのです。参拝まで少し歩く散歩感を味わうのもまたいいのです。
大人の散歩でしょうか?鎌倉で美味しいものを食べ、歴史探訪をして帰宅。何か?を感じてくるのがとても心地いいのです。
今年は大河ドラマのこともあり、鎌倉も取り上げられていくのではないでしょうか?
旬なものに乗る。これもまた大切なテーマです。
鎌倉の時代、歴史が動いている混沌とした時代です。他国からの侵略などもあり今にとても似ている気もします。
本日も聞いていただきありがとうございました。