土曜丑の日は、最初の広告だー。
土曜丑の日に、鰻を食べる。
これを考えたのは、江戸時代の平賀源内先生だそうです。
鰻屋さんに頼まれちまった、先生、きっといい人だったんでしょうね。
企画、プロモーション、広報PR代金をもらったかどうか?わかりませんが、先生、うなぎでもご馳走になったんじゃないでしょうか?
あつーい。あつーい。と茹だるような暑さの中、夏バテに色々と考えていた江戸の人たち。その中に!鰻は、精が出る。
ということは知っていたようですね。
それで、先生。キャンペーンを売ったわけですね。
今年の土曜丑の日、うなぎを食べて健康、元気になろーって。
食べにきた客にその日は、半額とか、ダブルにするとか、ポイントつけるとか、女性同伴の方にはよりサービスを。
などとやったんじゃないでしょうか?
さらには、その日だけは、できるだけ、外に向けて、煙とにおいが漂うように大いにやってくれ。
と言ったか言わないか?にしても、すごいプロデューサーやな。
平賀源内先生恐ろしき広告やですね。
何にしても、江戸時代からの、土曜丑の日、鰻を食べよう。キャンペーン、ずっと今も続いているのだからなんともすごい人です。
習慣を作ってしまったわけですね。
ところで、わたしは、数年前に、ある会社の社長に頼まれて。
中国福建省の、大きな鰻蒲焼会社の東京支店を作るので手伝ってと依頼され、鰻のこと何も知らんのに、手伝ったことがあります。
暗中模索の無我夢中、うなぎは好きだが、売り方も業界も知らず飛び込んで。
最初はおー。どうすっペ。という有様。
仕方ないんで、わたしはスーパー、ネット集客担当営業。
もう一人は、卸市場。最初は絶望のように。無知。鰻の種類、箱への入れ方。輸入方法。冷凍倉庫に保管出荷。価格設定はどうする。本当なんも。でも人間頑張ればできるものですね。
1ヶ月は、ファクス。電話で北海道スーパーから当たり始めたんてす。しんどかった。
たまたまラッキーにも、一週間くらいして、試食として送った神奈川のスーパーバイヤーからの返答。
きてほしい。
いくと何と即購入。しかも大量連続購入。ここから、ネットも客が出てきて、全部で4コンテナ販売に成功しました。土曜丑の日は、3トン欲しいと。驚くわたしでした。広告会社にはあまりない即断即決。物販恐るべし。
鰻は、基本アメリカ、ヨーロッパ、日本の三種類が主に扱っていたのは、ラストラーダアメリカ種とも言われていた大きいサイズ。ほかにジャポニカ。フィリピンのがありましたね。
販売は箱に何匹を入れるかで、30pとか言います。
鰻と、ウツボ同じ仲間って知ってました。ウツボも美味いかも!
福建省の会社は池で養殖してまして育てて、それを出荷します。出してます。
アメリカは大きいサイズが好き。日本人は小さいサイズが好き。小さいうちに出荷するのが日本人好み。
本当色々学ばさせてもらいました。
販売の仕方。なぜ売れたのか?
後になってわかったのですが、それはまた、別の機会で話しますね。売り方もよかった。でもよく考えれば、当たり前に売れたのですけど。
スーパーに、自分が売った鰻の蒲焼が並び出すの、見るのはなんともいいものですね。
それを美味しそうに家族で食べる姿浮かぶので本当嬉しかったのです。
最初は、中国さんの鰻なので、心配したのですが、そこの会社は管理もしっかりしてて安心てした。今はあまり意識してないみたいてす。
味付けも日本の醤油などを使っていましたね。それがありてもありました。
ところで、鰻の生は絶対食べてはダメです。
あまり知られてないですが、舌が痺れたりする場合があるのです。
焼いて食べる。これがきほんてす。
それを日本人は知っていたのでしょう。
土曜丑の日、是非鰻を食べて精をつけましょう。
元気であれば笑顔が出ます。仕事もうまくいきます。