目の付け所の話!
新潟のわたしの仕事のパートナーが相談にきたのです。
新潟は、錦鯉などの名所として、世界的に有名になっているので、数年後、日本及海外に向けて、錦鯉の大きなイベントをやりたいというのです。
そうなのか、新潟、錦鯉の名所なんだ。この時わたしも改めて知りました。しかも世界的に有名で!一匹が、数千万とかの鯉もいるそうです。わたし的にいえば、世話するのが凄い大変な気がするのですが。そんな高価な生き物。病気とか盗難とか、災害とか。あったらと思うと心配で夜も寝れなくなってしまいます。
そういえば以前、新潟地震の時、鯉の生簀が全滅になったりして大損害になったという記事を読んだことがありました。高価な生き物!これは大変です。宝石やアート作品は、盗難とか火災とかはありますが、病気や、老衰はないですから。まだ安心です。
生き物に価値つけをする。これも人間がするわけですから。アート作品、骨董品もそうです。不思議な世界です。
一昨年、アメリカの有名なアーティスト、バスキアの展示会があって、ちょっとしたブームになりました。わたしの友人に、バスキアを数点持っている方がいて、数点譲ってあげても構わないと言うので、絵画に興味ある方数人に声をかけたところ、一人、現れました。保管されているところに行ってその場で決定すると言います。そりゃ、みないとね。当然です。そこでその方は所有する方のところに行き、実際、バスキア作品を、数百万円で購入しました。とても小さな、わたしが見たら落書きのようなものですが、とても価値が高いものだそうです。
分からないものです。先日も、美術を扱っている方が
こんなものあるので誰かいない。と言ってきたのです。
ペルーの、遺跡。見た目は日本の土偶のようなものでした。数百点を所有。テレビ放映も数度したこともある価値のあるものだそうです。それを老齢がしてきたので手放すか?ペルーに戻したい。という意向でした。とても素晴らしい話なのですが、コロナ禍なかなか、見に行ったり、確認したりができず、進んでいません。このペルーの本物の遺跡は、数億円だそうです。
人間が価値をつける。このこと自体は、昔から人間のなせることなので仕方ないのですが。数学的な根拠もないので、どうしたら確実なのか?答えは出ないのです。
以前、織田信長から豊臣秀吉などが扱ったと言われている焼き物を見せてもらう機会があって、その時、鑑定士の方に聞いたことがありました。
焼き物は、勿論価値のあるもの、ないもの、凄い一品。などありますがそこに価値を見出すのは、そのプロセスが全てと言ってました。例えば、その焼き物が入れてある箱。その箱がその当時のもので、しかも、織田信長などのサインがあれば、価値は相当高くなる。逆に、箱も無名の箱入りであれば、信用も価値もなくなる。と。焼き物そのものの価値だけではないとのこと。これも不思議な世界てす。
見極める目を持つ。事業ネタの目。仕事ネタの目。これから流行りそうな目、この人たちが仕掛けているから、流行りそうな予感。などの予想ができることが、とても大切。それにはありとあらゆるものに目を向けて、新しいもの、新しい合わせ技などで面白いことができないか?そこが、同じものを見ても!聞いても。結果が変わってくるポイントのような気がします。
魔法の言葉。
どうしたら、〇〇になるだろう。を繰り返しながら、前向きに考えていく。
なぜ。ではなく、とうしたら。これが発展していくのか?それを見る。
人の見る目を、未来に向ければ必ず明るくなってくる。未来に目を向けて、視点を変えて。どうしたらうまくいくだろ。どうしたら売れる。そうした事をいつも別な視点から言えるようになろう。