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社長になってみて心境はどうですか?

この度、3月から事業譲渡という形でとある会社のデイサービス事業を引き継ぐことになり、新会社を設立しました。
会社設立は初めての経験で、わからないことだらけ。
めちゃくちゃ勉強になりました!
そんなこんなで、ようやく1月初めに登記が完了しました。

その日、あるスタッフから「社長になってみて心境はどうですか?」という質問を受け、自分の立場を振り返る貴重な機会となりました。
自分の核となる価値観も整理できたので、忘れずにいられるように形に残そうと思い書いています!

取締役から社長へ - 最も大きな変化

僕自身、役職にこだわりが無く「そういった役割の人」という認識です。
ただ、社長という役割を果たすときに、最も違うと感じるのは、前例のない判断をすべて決定する責任を負うということです。
会社の理念やルール作り・人事・設備投資など、その決定一つひとつが、新会社27人のスタッフの生活や仕事の満足度に直結するんだな。と思いながら決めたことをよく覚えています。

しかし、色んな決定をする中で気付いたことがあります。
それは「やりたいこと、実現したい世界は何一つ変わっていない」ということです。
だからこそ、「基本的な心境は何も変わらない気がします!」と質問に答えたのをよく覚えています。

僕が目指す3つの価値観

1. 自立と尊厳の回復

・利用者さんには:「当たり前にできていたことが再びできる」喜びを
・スタッフには:「自己肯定感と生きがい」を感じられる環境を
利用・仕事を通して自分らしさを大切にできる力をつけてほしいと考えています。

2. 主体性の尊重

・利用者さんには:「自分が主役となる自由な選択と喜び」を
・スタッフには:「自己責任のもとで行動し、認められる」場を
〈自由な選択と自己決定〉の幸せを感じる場所にしたいと考えています。

3. 安全で包括的なコミュニケーション

・利用者さんには:「どんな相談もできる」安心感を
・スタッフには:「ありのままの自分が受け入れられる」チーム環境を
質の高いコミュニケーションを学べる場所にしたいと考えています。

新たな決意とともに

自分の中で一つ大きく変化したのは、決意の質でした。
27人のスタッフの生活を預かる立場として、自分の核となる価値観を絶対にぶらさない覚悟ができました。
めまぐるしく変化する社会の中で、常に立ち返ることができる不変の軸を持ち続けたいと考えています。

「世間が良いと言っているから」「最近流行っているから」そんなすぐに変わってしまうものは当てにしない。
自分が自信をもって「これが良い」と言える。こだわりをもとに決める。
そんな本質的な基準を再確認することができました。

このような質問を投げかけてくれたお陰で改めて大切な本質を見つめ直すことができて本当に感謝です!

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