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競走馬個別メモ 2022 京都金杯 ザダル
京都金杯 勝ち馬 ザダル
主な戦績:京都金杯(GⅢ・2022) エプソムC(GⅢ・2021)
作成日:2022.1.6
競走馬特性面
SM1 【後半型】【加速型】【SP持続力・瞬発力型】【SP持続力型】
やや緩めから平均寄りの流れでの後半SP持続力勝負向き。しっかりと貯める形なら加速が効くタイプだが、流れる展開でも加速できるというのが最大の武器
【専用メモ】消耗戦の形は不向き?
【所感メモ】左回り1600~1800mベスト? ワンターン向き?
作成日:2022.1.5
過去成績・データ(2022.1.6時点)
前走:京都金杯(GⅢ・中京芝1600m)1着
タイム:1.32.9(良)(-0.1秒差)
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 46.1-46.8
序盤の2F目こそ速くなったが、後は11秒台半ばから12秒までの平均寄りの流れ。直線での加速もそこまで強く問われておらず、純粋なSP持続力勝負の形になったと思う。
予想コメント
調教◎【休み明け初戦】前走内枠がアダ・良馬場なら
【調教】力強い伸び脚
★展開、位置取りカギ 巻き返し可能 スピード問われる形で
個別レース回顧
【出し切る形・直線序盤ゴチャつくも・直線脚色鋭く・直線の切れ味で他馬と違い見せる・流れる展開向き?】
【出負け】【後方待機→中団・後】【3角内通す】【4角で動く】【直線序盤で包まれる】【直線半ばで鋭く伸びる】【最後1F伸びきる】
4角で動き出して行ったが直線序盤で前が壁になってゴチャついた感じのところに突っ込む形。しかし立て直して直線半ばで前が開くとここから鋭い伸びを見せて、最後の1Fで先に抜け出した2.4着馬を綺麗に差し切る形。それなりの脚が貯まっていたというのはあるのだろうが、ゴチャついたところを立て直してからの伸びは鋭く、特に坂の付近にも拘わらず一気に加速して来たのは凄い。そもそも前半からそれなりに流れる展開の中で直線ここまでの脚色を見せて来たというのは評価されていいだろう。今回の感じだと本質的には緩い流れよりも少し流れる展開で良さが出そうな感じで、いよいよマイル路線を軸にしてきても良さそうな感じはある。
陣営・騎手コメント
(松山弘平騎手)「馬の一瞬の脚が速くて、いいものを持っていました。すごい脚だったなと思います。強かったです。いい脚を持っている馬というイメージを持っていたので、脚をためてこの馬の持ち味を引き出せたらなと思っていました。思っていたよりは後ろになったなと思うんですけれども、しっかり馬が対応してくれて、いい脚を使ってくれました。金杯を勝ててうれしいですし、いいスタートを切れたので、ここからもっともっと頑張っていきたいです」
2走前:富士S(GⅡ・東京芝1600m)7着
タイム:1.33.8(良)(0.6秒差)
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 47.0-46.2
平均的な流れからのSP持続力勝負の形。その中で後半型の競馬に徹した馬が上位を占めた感じ。
予想コメント
馬場良ければ・直線の長い東京なら【調教】力強い脚捌き ★展開、位置取りカギ 距離短縮対応カギ 内枠からの捌きカギ
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(石橋脩騎手)「状態は変わらず良かった。今回は1600メートルだったので自分のペースで走らせました。道中いい形でしたが、3、4角のボコボコしたところを通って伸び切れなかった」
3走前:新潟記念(GⅢ・新潟芝2000m・外)
タイム:1.59.4(良)(1.0秒差)
レース展開
S(スロー)後半型 SP持続・瞬発型 47.5-46.2
予想コメント
調教○【休み明け初戦】反動なく有力・いい滑り出しを
【調教】久々も好気配
★休み明け初戦 展開、馬場状態カギ ハンデ57.5キロ
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(石橋脩騎手)「前走と状態は変わらなかったと思います。(馬場の荒れた)内回りとの合流点の所も無難にこなしてくれたし、あとは間を割る形で闘争心を出してくれると思ったけど…。反応してくれませんでした」
過去見所レース(ベストレース)
2021.6.13 エプソムC(GⅢ・東京芝1800m・良)1着
タイム:1.45.1(良)(-0.1秒差)
レース展開
M(ミドル)SP持続・失速型 47.0-46.3
予想コメント
重○【休み明け初戦】鉄砲利く警戒・左回り1800ベストも今回様子見たい
【調教】この一追いで良化
★休み明け初戦 条件ベスト 状態面カギ
個別レース回顧
【出し切る形・SP持続力を問われた中での加速力で違い見せる】
【中団待機】【4角で包まれ気味】【直線入口で外】【直線序盤~半ばで伸びる】【最後1Fそのまま押し切る】
中団中目からの競馬で道中は折り合いに専念するような感じ。3~4角は馬群が凝縮する中で終始包まれるも、仕掛けどころをジッと見定めている感じ。直線入口で外目に出して追い出しを開始。序盤から半ばにかけてスッと加速を見せて残り1F地点ではや先頭に躍り出る勢い。そのまま残り1Fもしぶとく伸びきってゴール。
この馬向きの展開と言うか得意のSP持続力の勝負の中で、直線序盤から半ばでの加速力が最大限に生きる形になった印象。まぁSP持続力には定評があったが、その中で加速力の面で他馬と違いを見せてきたのは少々意外。ただそれでも最後の1Fは12.4秒と大きく落としている点は気になる要素。結局のところSP持続力の勝負にはなったものの、このメンバー間で優位性を保っただけで全体的なレベル云々の話になるとそこまで高くは無いのかもしれない。
陣営・騎手コメント
(石橋脩騎手)「うれしかったです。操縦性の高い馬というのはわかっていた。リズムよく、雨も降っていたので、馬場のいい所にと、コースを気にしながら。余計なことをしなければ上手に走ってくれる。ここ2週追い切りに乗せてもらって、本当に新馬の時から乗っていて、良くなっている時を知っていたし、その頃と遜色ないかなと感じていた。(この馬に)乗せてもらったことが幸せ。これから僕自身も頑張って、また乗せてもらえるように頑張ります」
(大竹正博調教師)「ここまで適鞍がなくて、毎日王冠を使ってから、もともと球節とかきれいじゃなかったので、そこをケアした。今回その不安もなかった。しぼれなくてこの体重だけど、成長分もあるかなとは思います。毎日王冠の時はすごくうるさかった。今回は久々ですけど、なんとか我慢できた。菊花賞までは石橋騎手がずっとまたがっていたし、細かい癖とかも熟知していたので、何も言わずに送り出した。イメージした通りの競馬をしてくれた」
【競走馬個別データに関する注意事項・説明】
☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません