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「私が懐かしさを感じる音楽」 埴生の宿

私個人が懐かしく感じる音楽を勝手に紹介する企画。
懐かしさを…という所がポイントなので、結構古い音楽の紹介となります。分野は私自身が興味を持っている分野の音楽になりまして、結構幅広く紹介とそれにまつわるちょっとした過去のお話しを語るコーナーになります。

6回目の「私が懐かしさを感じる音楽」は…

埴生の宿

この音楽はもともとはイングランド民謡であり、原題では「楽しき我が家」という訳題になるらしい。

私個人的には映画音楽としての印象が強く、「ビルマの竪琴」「火垂るの墓」などでよく聞くという感じ。

この曲のエピソードしては先日亡くなった母との間に何個かある。

まず私が子供(10歳くらい?)の時に、母と一緒に「ビルマの竪琴」(中井貴一が主演)を見に行った覚えがある。子供なので映画の内容が良く理解できなかったが、最後に合唱してこの「埴生の宿」を歌う所が凄く印象的だった。

流石に当時は映画の内容を殆ど理解できなかったけどね…。

また先日来何度かこのnoteの記事にもしたが、母が旅立つ前。家で寝たきり状態になった時、母の部屋で看護介護に付きっ切りになった時に母の部屋でこの映画を見た(昼頃にBSで放送していた)。その時もやはり子供の頃、母と一緒に見に行った時を思い出したし、改めて見ても最後の「埴生の宿」の合唱シーンは印象的だった。

母は薬の影響でウトウトしていたが、後で僅かながらビルマの竪琴の感想を語り合ったものだ。

後に母が入院した病院でも、スタジオジブリのピアノ音楽メドレーというのを聞かせていたが、その音楽集の中に奇しくも「埴生の宿」が入っていた。

そういう意味でもちょっこの「埴生の宿」は思い出の音楽という感じになる。

また歌詞に関しても当時の私と母にとっては少し通ずるものあるように思えた。

そこまで貧しくは無くとも、やはり我が家が一番だね…と。

今後私自身が新しい家で新しい生活がスタートしても、のどかで月が見える家で楽しく豊かな生活が出来ればいいなとは思う。

なた新生活で安定するようになった時、またこの「埴生の宿」を聞けるようになれば…。


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