競走馬個別メモ 2022 東海ステークス スワーヴアラミス
東海ステークス 勝ち馬 スワーヴアラミス
主な戦績:東海S(G2・2022) エルムS(G3・2021) マーチS(G3・2020)
作成日:2022.1.24
競走馬特性面
M1 【前後半型】【持続型】【持続力勝負型】
平均的な流れからの後半持続力勝負型。ある程度流れに乗れれば大きく崩れる印象はない。持続力そのものはかなり高め
【専用メモ】持続性の脚 位置取りカギ
【所感メモ】高速ダート不向き?
作成日:2020.11
過去成績・データ(2022. 時点)
前走:東海ステークス(G2・中京ダ1800m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.51.7 1着(良)-0.1秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 持続型 48.4-50.7
前半からある程度流れる展開からの持続力勝負。ラップの緩急がなく12秒台半ばを連発する流れで、純粋な持続力を問われる形になったと思う
予想コメント
流れ乗り前進・いい状態
【調教】動き軽快
★重◎ 展開、位置取りカギ 立ち回り次第では
個別レース回顧
【出し切る形・前半要素でやや見劣り・4角で包まれ気味・追走にスムーズさ欠く?・最後1Fで伸びきる・後半要素で新味見せる・立ち回り嵌る?】
【中団待機・内】【3角外から動く】【4角包まれ気味】【直線序盤で外】【直線半ばで大外】【最後1F外から伸びる】【G前差し切る】
発馬五分も二の足が遅い感じで出ムチまで飛んだが中団の内目を確保が精一杯。3角手前から外々を回って進出するも4角で包まれ気味になって待機。直線序盤で苦しい態勢から外に出して、直線半ばでさらに大外に出して…と道中の運びとしてはあまり噛み合ってないのだが、最後の1Fで先に抜け出した馬の脚色が鈍った所を外から一気に差し切る形。勝負所で動くに動けないという状況が結果的に脚を貯める事になり、それが最後の1Fの末脚に繋がった感じ。
基本的なスピード能力と持続性の脚質を備えていたからこその結果だが、この馬自身としては後半型の競馬でこういう内容を示した意味はあったと思う。ただ最終的に差し届いたから良いものの、本質的に後半型の競馬があっているかどうかの見極めも重要になるかもしれない。フェブラリーSに向かうとなれば距離はマイルに短縮されるし、様々な要素の見極めが必要になってくると思う。
陣営・騎手コメント
(松田大作騎手)「去年の夏から一戦ごとに成長しています。(自身)初めてのG2勝利を、この馬と一緒に達成できてすごくうれしいです。ホントは前に行きたかったんですが、行けませんでした。砂をかぶると進んで行きにくかった馬ですが、前走から砂をかぶっても平気になって幅が出ましたね。最後は『頼む、伸びてくれ』と必死に追いました。こういう形で勝てて収穫ですし、馬がホントに成長しています」
2走前:チャンピオンズC(G1・中京ダ1800m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.51.3 8着(良)1.6秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 49.3-48.3
平均寄りのスローという流れから後半5FのSP持続力勝負で、結構高い次元でのSP持続力を問われた展開
予想コメント
更に相手強化・スムーズなら
【調教】馬体の張り一息
★展開カギ 持続力勝負で 前後半のバランス問われるようなら
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(松田大作騎手)「暴れていた馬がいて、ゲートのタイミングが微妙でしたが、思ったより最後まで頑張ってくれて収穫がありました」
3走前:みやこS(G3・阪神ダ1800m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.51.7 7着(良)0.9秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 62.1-60.8
予想コメント
重○ 安定感を増し・良馬場で
【調教】デキ安定
★阪神実績豊富 道中の流れカギ 持続力勝負の展開で浮上
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(松田大作騎手)「ゲートがあまり上手く行かず、あの位置になりました。そのあたりが難しいですね。感じとしては悪くなかったのですが…」
過去見所レース(ベストレース)
2021.8.8 エルムS(G3・函館ダ1700m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.44.5 1着(良)-0.1秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 48.3-50.2
予想コメント
重○ さらに斤量減・上位争いを
【調教】高いレベルで安定
★展開、馬場状態カギ 純粋な持続力勝負なら
個別レース回顧
【出し切る形・道中押っ付け通しも・得意の持続力勝負】
【押して好位追走】【道中追走に苦労?】【3角で動く】【直線序盤ジリ伸び】【最後1Fで伸びる】
発馬五分も出ムチをくれて好位を確保する形。向こう正面に入ると終始手綱が動いたり、気合いを入れられる感じでてやや追走に苦労している感じも。3角で動き出し、ムチまで入ったが目に見えて位置取りは上げられず4角から直線へ。直線に入ってもジリっぽい感じの伸びだが、残り1Fでグンと加速すると馬体を並べて来た2着馬の追撃を半馬身封じてゴール。
ある程度前目の位置取りからそのまま押し切る形。出ムチを入れて好位を取りに行って、道中も常に気合を入れられての追走。3角で早々とムチが入って見た目には相当手応えが悪いのか?とも思えたが、最後までバテずに持続力の高さを見せた印象。ゴール前などは2着馬に詰め寄られた感じもあったが、ゴール前でもまだ意外と伸びそうな気配があったのが印象的。常に積極的に前伺う鞍上の姿勢が功を奏した感もあるし、この馬自身が得意としている展開になったのも大きい。
陣営・騎手コメント
(松田大作騎手)「渋い馬でずっと追い続けないといけませんが、人間の指示に頑張って応えてくれます。今日はブリンカーがついていて、効いている感じはありました。外に出せばいいなと思っていましたが、3コーナーで外に出せて良かったです。(長所は)しぶとさですね。他がバテても止まらないところを活かせたのかなと思います。6歳でピークを迎えたくらいかなと思いますが、馬と一緒に成長して行けたらと思います。関係者やオーナーの皆さんに感謝しています」
【競走馬個別データに関する注意事項】
☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません