競走馬個別メモ 2022 中日新聞杯 キラーアビリティ
中日新聞杯 勝ち馬 キラーアビリティ
主な戦績:ホープフルS(G1・2021) 中日新聞杯(G3・2022)
作成日:2022.12.12
競走馬特性面
SM1 【SP持続力・後半型】【後半型】【前後半型】【万能型】【要所加速型】
【専用メモ】反応・加速良 持続型
【所感メモ】気性面課題 内枠向き?
作成日:2022.12.12
過去成績・データ(2022.12.12時点)
前走:中日新聞杯(G3・中京芝2000m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.59.4 1着(良)-0.0秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 61.9-57.5
スローの後半SP持続力勝負の展開だが、後半5F目ペースが上がるロングスパート戦。最後1Fはガクッと落ちる形でSP持続力を問われた中での決め手勝負となった。
予想コメント
自分との戦い・折り合い面課題
【調教】馬体充実目を引く
★位置取りカギ 持続力を問われる形なら
個別レース回顧
【決め手】道中掛かり気味も・後半要素での進境を見せる
若干出負け気味も慌てず序盤はじっくりと構えて中団の内目を追走。前半少し行きたがる感じを見せて苦労している感じも見せたが、後半ペースが上がてからはスムーズな追走。3~4角も内々を回して4角で動いて、直線入口からは馬場の中目から馬群を割って伸びて来る。しかし坂を上っての最後の1F地点で前が詰まって控えるも、最後の100mで進路を得て再び加速。ゴール前で2着馬をクビ差捉えての差し切り勝ち。
道中は内々で控える形も序盤はペースが遅くて掛かり気味だったが、結果的にはそこまで道中で消耗する感じではなかったのだろう。直線は進路取りに苦労しつつも、狭い所から伸びを見せて綺麗な差し切り勝ち。終始内々を回る形で立ち回りが噛み合った結果ではあるが、前半掛かり気味ながらも後半の加速力の面で違いを引き出してきた印象。特に今回は後半で11秒台前半を連発するラップ推移の中で決め手を発揮したのは大きな収穫と言える。後は今回はメンバー構成的にもやや低調な感じもあって、今後は手強い所を相手にどこまでやれるかがカギとなりそう。
陣営・騎手コメント
(団野大成騎手)「依頼をいただいたことに感謝しています。結果を出せたことにホッとしています。思ったよりゲートを出ずにペースが遅くなって、折り合いがしんどかったですけど、馬がよくこらえて、伸びてくれました。(師匠の斉藤崇調教師と重賞初制覇)何とか結果で恩返しをしたいと思っていたので、こういう大きいところで結果を出せてよかったです」
2走前:アルゼンチン共和国杯(G2・東京芝2500m)
タイム・着順・馬場状態・着差
2.31.6 8着(良)0.5秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 60.5-58.4
緩い流れからの後半SP持続力勝負の展開。後半5F目からペースが上がる形のロングスパート戦の様相だが、これは単騎逃げに持ち込んだキングオブドラゴンのペース。実際の2番手以降の集団でだ道中でだいたい(目測で)1秒遅れくらいの感じで、実際には4角手前からのSP持続力勝負の形になると思う。
予想コメント
【休み明け初戦】前走収穫中心・更に上向き
【調教】久々も力強く
★加速を問われる形に? 古馬との力関係カギ
個別レース回顧
【決め手】後方待機、直線入口で外・直線外から伸びるも・最後脚色鈍る?
陣営・騎手コメント
(C.デムーロ騎手)「折り合い重視で中団から進めて、直線もそれなりに伸びているのですが、ジリジリとした伸びでした。ちょっと分かりません」
3走前:日本ダービー(G1・東京芝2400m)
タイム・着順・馬場状態・着差
2.22.9 6着(良)1.0秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 58.9-59.0
平均寄りのやや速めの流れから後半のSP持続力勝負の展開。前半のスピードと後半の持続力と総合的能力が問われる形に。その中で直線半ばからゴール前にかけて決め手を問われた形
予想コメント
発馬決まると・本来の走りで
【調教】幾分上向くも
★叩き2走目上積み見込め 加速勝負になると? 大外枠対応カギ
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(横山武史騎手)「前回、ゲートと折り合いの課題があって競馬にならなかったので、今日はこの2点を重点的に意識してレースに臨みました。ゲートは完全に克服したとは言えませんが、上手く出てくれましたし、折り合いも完全に克服したわけではないですが、折り合うシーンを作れたのが良かったです。2000mでもかかるくらいの馬ですが、2400mでも今後に繋がるレースができました」
過去見所レース(ベストレース)
2021.12.28 ホープフルS(G1・中山芝2000m)
タイム・着順・馬場状態・着差
2.00.6 1着(良)-0.2秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 持続力・瞬発型 60.1-60.5
平均的な流れからの持続力勝負の展開。道中は淡々と12秒台のラップを刻んで、4角から直線半ばでの加速を問われた形。
予想コメント
前走強敵相手・スムーズに折り合えば
【調教】仕上がり良好
個別レース回顧
【出し切る形・終始スムーズな競馬・直線の反応、加速力見せる・持続力勝負で違い見せる・完勝】
【好位追走】【3角馬なり】【3~4角外から動く】【直線半ばで先頭】【最後1F後続突き放す】【完勝】
発馬五分から好位追走の形。3角からジワッと外目から前との差を詰めていき、4角から直線入口で前の2頭に取り付く形。直線序盤でスッと反応して加速して直線半ばで前とろらえて先頭。残り1Fで完全に抜け出して後続を突き放しにかかると、そのまま押し切ってゴール。2着には1馬身半の差をつける完勝だった。
個人的には後半の加速勝負向きの印象があったのだが、ここでは流れる展開での持続力勝負の中で反応の良さと加速力を見せつける形で勝利。早々に好位で運んで終始スムーズな競馬ではあったが勝負所での動きに余裕はあったし、4角から直線半ばまでの加速力で完全に他馬との明確な違いを見せて来たと思う。自身が2戦目となった未勝利戦でも平均ペースの中で加速力にモノを言わせての勝利であり、現状この流れる展開での後半勝負というがこの馬の一番ベストの形なのだろう。
陣営・騎手コメント
(横山武史騎手)「2週連続で調教に乗せていただき、走る馬と感じていました。口向きの難しさの不安もありましたが、リラックスしていいポジションで走ってくれました。1、2コーナーで(ハミを)噛んだけど、向こう正面で思ったより早く(力みが)抜けてくれて、これなら…と思いました。(有馬記念を勝ったエフフォーリアと)同じオーナーさんで、エフフォーリアも強かったけど、この馬も強かったです。感謝しています。まだ子供で後ろ脚(の力)もまだまだで、気持ちだけで走っているところもあるのでオンとオフがはっきりしてくれば、もっともっと走れる馬だと思います。(自身は今年GI5勝目)年間100勝とGI制覇を目標にしていましたが、想像以上に勝たせていただき、関係者のみなさん、頑張ってくれた馬に感謝しています」
【競走馬個別データに関する注意事項】
☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません
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