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競走馬個別メモ 2022  中山牝馬S  クリノプレミアム

 
中山牝馬S 勝ち馬 クリノプレミアム
主な戦績:中山牝馬S(G3・2022) 長岡S(3勝・2021)

作成日:2022.3.14


競走馬特性面

M1 【前後半型】【後半型】【持続型】【SP持続力型】【SP持続力・瞬発型】
平均からやや流れる展開でのSP持続力勝負型。流れる展開でも長く脚を使えるタイプだが、意外と要所での加速力も引き出せるタイプ
【専用メモ】先行力 左回り向き?
【所感メモ】---
作成日:2021.12.13

過去成績・データ(2022.3.14 時点)

前走:中山牝馬S(G3・中山芝1800m)


タイム・着順・馬場状態・着差
1.46.8 1着(良)-0.1秒差
レース展開
S(スロー)後半型 後半SP持続型 48.4-46.4 緩い流れからの後半5FのSP持続力勝負の展開。最終的には末脚の持続力が問われる形に。
予想コメント
距離長いので・落ち着きがカギ
【調教】楽な相手に先着
★立ち回り嵌れば 距離延長対応カギ 中山コース対応カギ 大外枠は…?

個別レース回顧
【出し切る形・後半型の競馬に徹し・道中掛かり気味も・終始外回る展開・後半の持続力の高さ引き出す・ハンデ差効く】

【中団待機・外】【道中少し掛かり気味】【3角で外から動く】【4角~直線入口で大外】【直線外から伸びる】【最後1Fしぶとく伸びる】【G前差し切る】

発馬五分も序盤は控えて中団外目の位置。道中は外目を追走するがやや行きたがる素振りを見せ折り合いに専念する感じ。3角過ぎから外を回って進出して行って、4角から直線は大外を回して上がって行く。直線は大外から力強い伸びを見せ、最後の1Fからもしぶとく伸びきってゴール前で内の2頭を交わして先頭でゴール。

しっかりと後半型の競馬に徹した形が功を奏した感じ。終始外々を回る形で長く脚を使ってきて、最後は内の馬をしっかりと差し切るなど内容は結構充実していると思う。道中は少し掛かる感じもあってやはり距離的に?という感じも見受けられたが、終わってみれば1800mで外々回っての勝利だから距離的な事を全く問題にしなかったという事になる。着差からしても最終的には53キロというハンデ(2着馬に対して3キロ、3着馬に対して2キロ軽い)が結構効いた感じだが、見た目と内容的には力でねじ伏せた感じまであると思う。

陣営・騎手コメント
(松岡正海騎手)

「大外枠だったので不安はあったけど上手く乗れてホッとしています。流れはちょっと遅く感じるくらい、馬に余裕があったので、この馬にとってはいいペースだったと思います。前の馬もしぶとくてかわせるかわからなかったけど、坂でもうひと踏ん張りしてくれたので、そこで勝てるかなと思いました。ケガから復帰して成績もふるわなかったですが、これをきっかけに若い騎手に負けないように頑張っていきたいと思います」

(伊藤伸一調教師)
「スッキリしました。これまでも応援してもらいましたが、何かがうまく嚙み合いませんでした。しかし、3勝クラスの競馬内容を見て、ハンデ戦や牝馬限定なら少しはやれるかなという気はしていました。今日は松岡騎手で勝てたのが本当に嬉しいです」

2走前:京都牝馬S (G3・阪神芝1400m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.22.2 16着(良)2.5秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 34.3-33.9 
平均寄りのスローという流れからのSP持続力勝負。直線半ばで10.7秒の加速を問われる形。
予想コメント
今回も脚貯め・牝馬同士なら
【調教】デキ安定
★展開、位置取りカギ 立ち回り噛み合えば 阪神初コース対応カギ

個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(江田照男騎手)
「4角でトモ(後肢)がガクッときて、故障したかと思いました。状態はよかったけど、そこから何もできなかった」


3走前:京都金杯 (G3・中京芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.2 5着(良)0.3秒差
レース展開
M(ミドル)平均型 SP持続型 46.1-46.8
序盤の2F目こそ速くなったが、後は11秒台半ばから12秒までの平均寄りの流れ。直線での加速もそこまで強く問われておらず、純粋なSP持続力勝負の形になったと思う。

予想コメント
OP壁厚く・軽ハンデ生かして
【調教】変わらず
★展開カギ 先行力生かして ハンデ最軽量52キロ 力関係見極め重要

個別レース回顧
【出し切る形・終始内を立ち回る競馬・直線立て直すロスあり・得意の展開・ハンデ差効く・直線スムーズなら多少は?】

【好発】【中団待機】【3~4角内通す】【直線序盤ジリ伸び】【最後1Fしぶとく伸びる】

終始集団の内を立ち回る形から直線しぶとく伸びて来る。ただ直線序盤で内に行くか外に行くかで進路取りに迷っている感じがあって(前が壁になっている感じで、確かに明確な進路が無かったのも事実)、さらに直線の半ばでも再度前が壁になって外に持ち出すロスもあった。実際に真面に追えたのは坂を上り切ってからであり、直線の進路取りがスムーズならばもう少し差を詰めれたような感じはある。ただロスがあった内容でも5着とはいえ0.2秒差。上位馬とは5キロ近いハンデ差があった中での結果であり、終始内々を回る形でそこそこ嵌った感もある内容。元々自身が得意としている展開でもあり、ここでの0.2秒差の5着は数字上評価されがちだが、ちょっと評価はシビアに見たいところだろう。

陣営・騎手コメント
(江田照男騎手)
「流れに乗って上手に競馬してくれたし、じりじり伸びてくれた。ハンデ差を生かしたレースはできた」


【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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