競走馬個別メモ 2022 高松宮記念 ナランフレグ
高松宮記念 勝ち馬 ナランフレグ
主な戦績:高松宮記念(G1・2022) タンザナイトS(OP・2021)
作成日:2022.3.28
競走馬特性面
MH2 【後半型】【加速型】【総合力勝負型】【SP持続力型】
平均からある程度流れる展開からの後半勝負向き。後半に確実に脚を使えるので、後は前が止まるかどうかというタイプ
【専用メモ】出負け癖
【所感メモ】---
作成日:2021.9.6
過去成績・データ(2022.3.28 時点)
前走:高松宮記念(G1・中京芝1200m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.08.3 1着(重)-0.0秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 重馬場 33.4-34.9
序盤から流れる展開のSP持続力勝負で、重馬場という条件で前半が33.4秒だからかなりのハイペース。その中で直線は11.5-12.4秒という失速ラップで、中団以降の位置から脚を貯めて直線上手く馬群を捌けた馬が上位に来た印象。
予想コメント
ツボに嵌れば・G1でどこまで
【調教】力強い脚捌き
★近走安定傾向 末脚安定傾向 中京実績豊富 最終的に届くかどうか
個別レース回顧
【出し切る形・展開向く(前止まる展開)・後半勝負に徹し・終始内を立ち回る・末脚炸裂・最後1F馬群を割る】
【中団待機・後】【3~4角内通す】【直線最内から伸びる】【最後1F馬群割って伸びる】【G前接戦制す】
発馬五分も二の足が遅く自然と後方からの競馬。道中は中団後方のインで待機して、3~4角も内を回して直線も内目を衝く格好。直線序盤から進路があってラチ沿いからするすると進出し、最後の1Fではレシステンシア(6着)とトゥラヴェスーラ(4着)の間の狭い所割って伸びを見せ、ゴール前の大接戦を制してゴール。
中団後方のインで脚を貯めて直線も最内から馬群を割って伸びを見せての差し切り勝ち。展開的に前が止まる形になったのもあるし、自身の脚をしっかりと貯めて後半勝負に徹している所も嵌ったと思う。何より終始内を回る形でコースロスも殆ど無かったのは他の差し馬と比較すると大きな要素になっている。ただ最後の1F区間では他馬が壁となって一旦ブレーキを掛ける形になっていながらも、最後その馬群を割り込んで鋭い伸びを見せて差し切り勝ち。確かに見た目にも嵌った感が満載の内容だが、最後の100mであの狭い所でも怯まず突き抜けた所が最大の勝因だと思う。
陣営・騎手コメント
(丸田恭介騎手)「最後の直線で抜け出せて嬉しかったです。ファンの方からもっと喜んでいいと言われて、大きくガッツポーズをしました。全体に湿った馬場で、こういう経験は少ないですが、しっかりこなしてくれました。後ろからのレースになるのはいつものことで、この馬のリズムだけを考えていました。阪神のオープンでもこういう形をこなしてくれていたので、自信を持ってインコースへ行きました。宗像先生にはずっとお世話になっていて、恩返しできたと思うと幸せです。ありがたいです。これからもナランフレグと頑張りたいです」
2走前:オーシャンS(G3・中山芝1200m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.08.3 2着(良)0.1秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続型 33.4-34.5
前半から流れる展開でのSP持続力勝負。4角~直線半ばで11秒台前半の脚を問われ、最後の1Fも12.0秒と意外と落としておらず、SP持続力そのものを問われた様な感じ。
予想コメント
調教◎ 追込み安定・賞金加算を
【調教】馬体充実動き目立
★末脚安定傾向 前が止まる流れなら
個別レース回顧
【出し切る形・後半勝負に徹し・展開嵌り切らずも・最後の1F猛追も】
【後方待機】【4角外から動く】【直線入口で大外】【直線外から伸びる】【最後1F大外から伸びる】【G前猛追も・2着】
発馬五分も対して行き脚も付かず後方からの競馬。道中は後方2番手でジックリを構える形から、4角で外から動き出して直線入口で大外に振ってくる。直線は外から加速を見せ、最後の1Fで内の先行馬が苦しくなったところを外から一気に差を詰め、ゴール前で勝ち馬に詰め寄ったが3/4馬身及ばずの2着。
直線勝負に徹する形だったが、直線は期待通りの末脚を使って鋭く加速を見せた。上位馬の中では明確に後半型の競馬に徹していて、最後の1Fの失速ラップ(と言っても12.0秒だが)の区間で一気に差を詰めた感じ。ただ勝ち馬が終始好位でスムーズな競馬から抜け出す形であり、前が止まる流れでも無かったから差し届かず…という感じで2着惜敗。まぁ脚質的に前が残ると仕方ないと思うしかないし、その中で最後の1Fだけで良く差を詰めたと評価もできるはず。ここ数戦の末脚の安定性と鋭さは魅力だし、これで展開さえ噛み合うようになれば怖い存在になりそう。
陣営・騎手コメント
(丸田恭介騎手)「出来が良くなっていました。出したいタイミングで外に出すことができましたし、よく伸びてくれました」
3走前:シルクロードS(G3・中京芝1200m)
タイム・着順・馬場状態・着差
1.08.3 3着(良)0.2秒差
レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続型 33.6-34.5
やや流れる展開からのSP持続力勝負。ハイペースではあるが1200m戦にしては意外とペースは落ち着いた部類に入り、直線半ばで僅かながら加速も問われた形で最後の1Fも11.8秒と大きく落としていない展開
予想コメント
調教○ 中京1200ベスト・賞金加算を
【調教】終いの伸び良
★展開カギ 中京実績豊富 末脚安定傾向 差し届くかどうか
個別レース回顧
【出し切る形・差し届かず・直線鋭い加速見せる・上位馬とは位置取り、コース取りの差】
【後方待機】【4角~直線入口で大外】【直線伸びる】【最後1F猛追も】【G前接戦も・3着】
後方でジックリと脚を貯めて、4角から直線入口で大外を回して直線へ。直線半ばまでは馬なりで伸びてきて直線半ばで満を持して追い出しを開始。最後の1Fで外から一気に前との差を詰めてきたが勝ち馬には及ばず。ゴール前は2着馬(シャインガーネット)との接戦だったがクビ差及ばずの3着まで。
直線は半ばまでの加速区間にも拘らず馬なりで伸びて来たし、最後の1Fの伸びも流石の伸びを見せたが差し届かずという形。上位2頭とは明らかに位置取りと進路取りの差がある内容だし、展開的にそこまで前が速くならなかった分だけ上位の馬に有利になったかなという感じ。直線では馬なりの伸びと最後の1Fの猛追など見所いっぱいの内容示して左回り巧者の片鱗は見せたものの、ここで賞金を加算できなかったという点では非常に痛い結果となったと思う。
陣営・騎手コメント
(丸田恭介騎手)「スタートが良く、道中の雰囲気も良く、中京のコースは合うなと思いました。多少重たさが...という感じもありましたので、まだ上がり目がありそうです。最後の最後で脚色が鈍りました」
【競走馬個別データに関する注意事項】
☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?