天皇賞秋 出走馬個別メモ ドウデュース


ドウデュース

【競走馬特性面】

M2 【SP持続力・総合万能型】【後半型】【万能型】【直線加速型】
【専用メモ】
機動力 反応良 加速力 長い直線向き
【所感メモ】貯めての直線勝負型? スローで極端な加速勝負になると?
【最終更新日】2022.5.30 

【前走結果・レース展開】

ドバイターフ・出走取消

【前走予想コメント】

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【調教】---
【事前予想】---

【前走決め手】

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【前走個別レース回顧】

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【前走関係者コメント】

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【2走前結果・レース展開】

京都記念・1着(-0.6秒差)
M(ミドル)平均型 瞬発型 59.5-59.0
  
ペースは平均的な流れだが中盤でかなり緩む形からの後半3Fの瞬発力勝負。単純な後半要素の勝負となった印象

【2走前予想コメント】

【休み明け初戦】注目の復帰戦・力出せる状態
【調教】馬体重めも動き良
★海外遠征帰り状態面カギ 持続力勝負は未知数?

【2走前決め手】

後方から外回って正攻法の競馬・後半要素の違いを見せつける

【2走前個別レース回顧】

若干出負け気味から後方待機策。道中は後方で折り合いに専念する形から3角過ぎから外を回ってジワッと進出を開始。4角では好位集団の外にまで押し上げ、直線入口で外から軽く仕掛けて直線へ。直線序盤で追われるとスッと加速を見せて直線半ばであっという間に先頭に躍り出る。最後の1Fもそのままシッカリと伸び続け後続を完全に突き放して3馬身半の差をつける圧勝。

ややスロー寄りの平均ペースで中盤で結構緩む形になっての後半3F勝負の展開。まぁこの展開になってしまえば当然という感じの勝利で、直線の加速力で他馬を圧倒した形。後方からの競馬で勝負所から外々を回って4角で好位集団に取り付いて…という完全な王者の競馬だし、後半要素で他馬との明確な違いを見せつける内容。2人気エフフォーリア(競争中止)が一昨年までの完璧な状態ならマッチレースが期待できたかもしれないが、こればかりはどうしようもない事。時計面でも2.10.9は優秀だし、海外遠征帰りの疲れや不安などを感じさせない完璧な勝利だったと思う。

【2走前関係者コメント】

(武豊騎手)「状態はすごくよかった。この馬を知り尽くしているスタッフですし、いい状態で(復帰戦を)迎えることができました。ポジションにはこだわらず、前半は急がせないように乗ろうと思っていました。向こう正面で少し行きたがりましたが、それだけ元気がよかった。(直線は)この馬らしい反応でしたし、早く全力で走りたかったと思う。今日はらしさを出せて良かった。昨年のダービー馬ですし、もう一度最強と呼ばれるぐらいの結果を出したい」

【3走前結果・レース展開】 

凱旋門賞・19着(--)

【3走前予想コメント】

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【調教】---
【事前予想】---

【3走前決め手】

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【3走前個別レース回顧】

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【3走前関係者コメント】

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おまけ(近走殆どが海外レースの為に5走前の日本ダービーを参考レースとして掲載します)

【5走前結果・レース展開】 

日本ダービー・1着
M(ミドル)平均型 後半SP持続型 58.9-59.0

平均寄りのやや速めの流れから後半のSP持続力勝負の展開。前半のスピードと後半の持続力と総合的能力が問われる形に。その中で直線半ばからゴール前にかけて決め手を問われた形

【5走前予想コメント】

前走末脚目立ち・チャンスあり
【調教】好気配保つ
★末脚安定傾向 展開の対応力魅力 前走(皐月賞)で後半勝負で進境見せる 立ち回り噛み合えば

【5走前決め手】

【出し切る形・平均寄りの流れ向く?・4角~直線で大外・直線大外から差し切る・平均ペースの後半要素で違い見せる・完勝】

【5走前個別レース回顧】

【中団待機・後】【4角外から動く】【4角~直線入口で大外】【直線外から伸びる】【最後1F前捉える】【G前追撃振り切る】【完勝】

発馬五分から意識的に控えるような感じで中団やや後方の位置取り。道中は1馬身ほど前にジオグリフ(7着)、ダノンベルーガ(4着)を見るような形で進め、4角手前でジオグリフが動いたのに合わせるような感じで外から進出を開始。4角から直線入口で大外に出して追い出しを開始。直線は反応よく伸びを見せて序盤から半ばで一気に加速。坂を上り切った地点で単独2番手に押し上げ、最後の1Fで前を交わして先頭。ゴール前にかけて2着馬(イクイノックス)の追撃を受けたもののクビ差退けてゴール。

直線勝負と言うかある程度後半勝負に賭けようという感じの乗り方で、最後まできっちりと脚を使い切る事が出来た内容。終わってみればだけど位置取りは完璧で、特に道中は人気の一角であるジオグリフ(7着)、ダノンベルーガ(4着)を見る形で進めていて、動き出しの感じから見てもジオグリフ(鞍上福永)をマークするような感じ。直線ではそのジオグリフ、ダノンベルーガを全く相手にもせずアッサリと突き放していて、後半要素での強みと言うか他馬との違いを見せた内容だったと思う。最後は2着のイクイノックスに追撃を受けてクビ差という着差だけど、見た目にはまだまだ余裕があったように思える。

また多少なりとも平均寄りで流れる展開になったのは助けられた感もある。これがもっと緩い流れの展開から瞬間的切れ味の差というので後れを取った可能性はあるし、必然的にダノンベルーガ、イクイノックスが台頭してきた可能性は高い。平均寄りの流れになった事で展開対応力を含めた総合力が問われた形になったし、だからこそこの馬の強さが際立ったレースでもあると思う。

【5走前関係者コメント】

(武豊騎手)「どうもありがとうございました。このレースを勝つためにみんなが努力しています。好きな仕事を一生懸命させてもらって、名馬に出会えることが何よりの励み。スタートは早いほうではないが、いいポジションが取れて、馬の状態も最高によかったので自信をもって4角を回ってゴーサインを出した。先頭に立つのが早かったんですけど、本当にすごい馬だなと思います。(ユタカコールが起きたことについて)本当にありがとうございます。こうやってみなさんに祝福してもらうことが一番の励みになるので、みなさんに応えるいいレースを今後もやっていきたいと思います。これでこの世代のトップに立ったと思う。オーナーが凱旋門賞大好きな方なので、そこ(凱旋門賞挑戦)は当然視野にあると思います。馬の状態次第ですが、そこが目標だと思います」

(友道康夫調教師)「まずはホッとしました。自信はありました。今年に入って負けてはいましたが、力通りなら一番強いと思っていました。今日は朝から暑かったですが、最初に馬を見た時から凄く落ち着きがあり、装鞍所・パドックでも一頭だけ凄く落ち着いて、汗もかいていない感じで、凄くいい感じで周回していました。弥生賞は体に余裕があり、体を絞って春の一番の目標でしたから、きっちり仕上げて、ちょうどこれくらいの体重(490㎏)で出られるかなという感じでした。武騎手には、この馬に限らずすべてお任せしています。1コーナーをまわる時、まあまあいいポジションが取れたと思いましたし、向正面に入って1頭ポツンと走れ、周りからプレッシャーを受けない形で行けたので、本当に理想の位置取りでした。内の馬も頑張っていたので、外に出した時には届くかなと思ったのですが、なかなか差がつまらなかったので心配しましたが、坂を上がってからいつものドウデュースを見せてくれて、強かったと思います。抜け出してからは長かったですね。フワッとするところがありますので、ゴールの瞬間はひとりでガッツポーズをしました。一回勝つまでは漠然と勝ちたいと思っていましたが、マカヒキで1回目を勝って、終わってからはやはり何度勝ってもいいなという思いで、3回目。本当に感謝しています。今回は過去2回とオーナーも違いますし、昔から武豊騎手に憧れてこの世界に入っていますから、武豊騎手と人気をしてダービーを勝てるのは感無量です。皐月賞の後からダービーで良い結果を出せれば秋はフランスへ行きましょうと決まっていたので、それからは恥ずかしくない成績でフランスへ行けるよう頑張ってきて、一番良い結果が出ましたから、行きたいですね。マカヒキの時、フランスで悔しい思いをしているので、何とか今度は日本の悲願をこの馬で達成したいと思います」

【天皇賞秋に向けてのポイント】

今回のメンバー構成の中でも後半要素の高さは屈指の存在。ただスローの加速勝負になるとキレ負けしてしまう可能性があり、理想は平均寄りで流れる展開になる。特に最大のライバルと目されるイクイノックスとの比較において、キレ負けしない事が条件になると思う。

【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。

また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。

☆競走馬特性面についての注意事項


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