スプリンターズS 2023 出走馬個別メモ ナムラクレア
ナムラクレア
【競走馬特性面】
HM2 【SP持続力・後半型】【後半型】【後半型】【加速型】【要所加速型】
【専用メモ】高速馬場向き 加速良
【所感メモ】スピード勝負向き マイルはギリギリ? 貯める形で加速を引き出せるタイプ
【最終更新日】2023.1.30
【前走結果・レース展開】
キーンランドC・1着(-0.2秒差)
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 重馬場 34.3-35.6
序盤からある程度流れる展開で後半は徐々に失速していくラップ推移。純粋なSP持続力勝負という感じ
【前走予想コメント】
【休み明け初戦】目標は次だが・予定通り、いい結果を
【調教】絶好の動き見せる
【事前予想】高速馬場向きの感があるものの、高松宮記念でも不良馬場での好走があって馬場には注文がつかないタイプ。このメンバーでは実績は最上位だし、現状1200mでの信頼度は高い馬。ここでも
【前走決め手】
中団外目から自ら動いて行く競馬・後続に1馬身の差をつける完勝
【前走個別レース回顧】
まずまずの好発も序盤は少し控え気味に入って中団外目を追走。道中はそのまま中団外目をスムーズに追走して、3角過ぎで外からジワッと押し上げを開始。3~4角はそのまま外々を回る形になりながらも徐々に位置を上げて行って、4角で仕掛けて大外を回す形で直線へ。直線で追われてから少しモタつく感じを見せつつも、残り1Fで外からグイっと伸びを見せて抜け出したところがゴール。重馬場で1.09.9というタイムではあるが、後続に1馬身の差をつける完勝だった。
そこまで激流では無かったものの、重馬場のハイペースという展開。その中でSP持続力勝負で違いを見せた印象。終始外々を回る形になりながらも自ら動いて行く形でもあったし、それでいて結果は1馬身の差をつける内容だから完勝と言っていい。重馬場に対する適性面を再認識できたと思うし、ハイペースながらも中団で構えて自身はちゃんと前後半のバランスが取れる位置で運んでしっかりと後半要素を引き出せている。鞍上の浜中騎手もこの馬の特性面をきっちり把握している様子だし、スプリンターズSに向けての視界は良好と言えるが、後は中山の急坂にどう対応するかが大きなカギとなりそう。
【前走関係者コメント】
(浜中俊騎手)「強かったと思います。休み明けでしたが、厩舎が本当に上手に仕上げてくれて、何の不安もなく、レースに臨めました。馬場傾向から14番枠はかえって良かったと思いますし、外めの馬場のいいところを通れて、色々とうまくいったところもあります。スタートを決めて、好位で流れに乗りたいと思っていたので、イメージに近い競馬はできました」
(長谷川浩大調教師)「昼くらいからかなりの雨が降って心配はありました。しっかり力を出してもらえればと思っていました。番手のこだわりはなかったです。外枠で焦って行かなくても良いかと思っていました。最後の脚には自信がありました。乾いた馬場の方が良いと思いますが、着差をつけてくれたのは良かったと思います。陣営にとっては大きな1勝で、スプリンターズSへ向けてしっかりケアしていきたいと思います」
【2走前走結果・レース展開】
ヴィクトリアマイル・8着(0.7秒差)
M(ミドル)平均型 直線緩急型 46.2-46.0
序盤からそこそこ流れる展開だが中盤で極端に緩んで4角から直線に向けての再加速戦。後半4F目から3F目で急加速を問われていて、直線の純粋な加速勝負という印象。
【2走前予想コメント】
マイルも久々・注文つかない
【調教】楽に好時計
【事前予想】東京初コース対応カギ 脚の使い処?み合えば 最後1F詰め課題
【2走前決め手】
中団前目追走、序盤で接触有・直線伸びきれず、後半要素で見劣り
【2走前個別レース回顧】
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【2走前関係者コメント】
(浜中俊騎手)「東京のマイルは、GIだとこの馬には厳しい条件です。直前の雨の影響もあったと思います。そんな中でもよく頑張ってくれました」
【3走前走結果・レース展開】
高松宮記念・2着(0.1秒差)
M(ミドル)平均型 SP持続・失速型 重馬場 35.6-35.9
平均ペースのSP持続力勝負の形。しかし不良馬場のレースであり35.6-35.9の平均ペースでも前半でかなり消耗する流れ。最後の1Fは12.4秒と落とす形になっていて、中団以降で控える形になった差し馬が揃って上位に来る展開
【3走前予想コメント】
機熟し頂点へ・納得の調整
【調教】ひと叩き気合い乗る
【直前・変わり身診断】弾むようなフットワーク、体の張りもいい
【事前予想】実績上位 成績安定傾向 直線で加速問われる形が理想
【3走前決め手】
Mペースで総合力を生かし切る・勝ち馬に対し持続力で僅かに見劣り
【3走前個別レース回顧】
発馬五分から少し控える感じで中団外目を追走。3~4角はそのまま外を回す形で、4角でジワッと動いて直線入口で大外に持ち出す。直線で追われると半ば付近でグッと伸びを見せて坂の上りで2.3番手の位置まで浮上。しかし坂を上り切きってから最後の1Fで若干伸びを欠く感じになって、内から抜け出した勝ち馬(ファストフォース)を捉えきれず。結局勝ち馬からは1馬身差の2着までだった。
中団外目で流れに乗って4角から直線で満を持して動き出していく形。直線は序盤から半ばでシッカリと脚を使っているが、勝ち馬とは最後の1Fでの伸び脚の差が出た感じの内容。正直なところ高速馬場向きの感が強い印象だったので、馬場が悪化してどうか?という懸念はあったものの、不良馬場を全く問題としない内容を示した。まぁ渋馬場のレースという事で平均寄りの流れになって前半のスピード面で苦労はしなかったと思うし、結果的に平均ペースのSP持続力勝負の中でこの馬の総合力を生かし切れたと見ていいかもしれない。
【3走前関係者コメント】
(浜中俊騎手)「率直に言えば悔しいです。厩舎が馬の状態を仕上げてくれましたし、今日の条件ではしっかりと走ってくれました。結果だけが得られませんでしたが、相手を褒めるべきだと思います。次の舞台ではしっかりと結果を出したいです」
【スプリンターズSに向けてのポイント】
元々高速馬場でもやれる馬だが、ここ数戦は道悪で結果を残している点をどう見るかがカギ。このメンバー構成に入ると総合力でも勝負できそうな点は魅力だが、それでも位置取りとコース取りである程度噛み合う必要はあるかも。
【注意事項】
前走予想コメントは専門誌のものですが、事前予想、★欄のコメント、競走馬の前走決め手、前走個別レース回顧は私個人の見解のものです。また前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントは過去にレース回顧で掲載されたものです。
また前走が海外競馬、地方競馬、重賞以外のレースに出走していた場合、前走決め手、前走個別回顧、前走関係者コメントの掲載はありません。また一部の重賞競走ではレース回顧をしていないケースもあり、その場合も決め手、回顧、関係者コメントは掲載しておりません。
☆競走馬特性面についての注意事項
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