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日本ダービー 2023 予想 ◎ソールオリエンス

東京の2400m戦でやや緩めの流れからの後半要素の勝負となりやすいレース。以前はほぼ直線だけの加速勝負となりやすかったが、近年は特に後半4FのSP持続力勝負となりやすい傾向にある。時計的にも後半5Fで58秒台、後半4Fで46秒台半ばになるケースも多く、さらに直線半ばで11秒台前半、場合によっては10秒台の加速を問われる事もあり、比較的高い次元での後半SP持続力勝負となると見ておきたい。

今年の皐月賞は重馬場という馬場状態でもあり、その中でもハイペースの持続力勝負という展開。ダービーで想定される展開とは全く異なる流れでもあり、皐月賞組にとっては展開への対応力がカギになるかもしれない。

皐月賞とは異なる展開になると予想されるがそれでも皐月賞馬◎ソールオリエンスを本命としたい。

皐月賞は重馬場Hペースの持続力勝負の中ではあったが、後半要素でコレでもかというくらい他馬との明確な違いを見せた内容。まぁ見た目に展開が嵌っただけのように見えるが、実際には最後の3Fは12.7-12.5-12.0の加速ラップの中でほぼ最後の1Fだけで豪快に差し切って見せた。当然ラップ以上の加速を引き出してきたと見ていいし、同時にこのメンバー構成の中で後半要素で圧倒したとも見ることが出来る。

後は皐月賞よりも緩いペースになってどうか?という所がカギになる。ただ皐月賞を見る限りはこのメンバー間で後半要素の勝負となって負けそうな感じが無い。さらに新馬戦を見る限りはスローの加速勝負を苦にする感じは見られないし、高速馬場にも対応を見せているのも良い。それよりもエンジンの掛かりの遅さとコーナーリングに難があるタイプで、さらに重い馬場だった皐月賞で出し切れるか?と思われたくらいの馬。その疑問がある中で後方から豪快に差し切った馬だし、今回の良馬場(高速馬場寄り)、東京の長い直線、距離延長という条件をマイナスと捉える要素は無い。まぁゲートを含めた位置取りや勝負所でのコース取りなどの問題で差し届かない…というケースも少しは頭に入れておかなくてはならないだろうが、適性面と力関係から考えると素直にこの馬を本命にしていいと思う。

相手筆頭は○ファントムシーフ
皐月賞では3着に来たものの直線で勝ち馬にアッサリ交わされており0.5秒差の完敗の様相。ただ共同通信杯の内容からも良馬場と左回りに戻る事での前進は見込めそうだし、元々加速型のタイプで長い直線での加速で違いを作り出せそうな馬でもあり条件的には好転するはず。皐月賞は位置取りが若干後ろになってしまったし、勝負所から外々を回るなどコース取りの面で少しロスがあったような印象。まぁその中で0.5秒差と言えども3着なのだから、皐月賞組がメインとなるこのメンバー構成ならここでも十分に上位候補となり得る馬だろう。今回はある程度の位置取りの改善と、少し緩めの流れの中で直線の加速を上手く引き出せればもう少し好勝負になってもいいと思う。

3番手には思い切って大穴とも言える▲ホウオウビスケッツを抜擢。
皐月賞で◎にした貸しをここで返せと言う訳でもないが、3走前のフリージア賞を見る限りは後半のSP持続力勝負で高いレベルの内容を示している点に注目。ちょっと緩すぎる感じの流れではあったが後半5Fが57.7秒、後半4Fは45.9秒で纏めて逃げ切っている点を最大限に評価。皐月賞は重馬場でハイペースの流れを追いかける形で消耗度合いが大きかったレースであり、良馬場の東京コースに戻っての巻き返しがあってもおかしくないだろう。皐月賞で17着大敗のイメージが強いのか土曜日午後の時点で何と単勝170倍台の16人気とかなりの低人気。フリージア賞だけを取ってここで3番手に推すのは勇気がいるが、皐月賞での本命とした事もありここでも高く評価をして3番手としたい。

連下は東京コースでも一瞬の加速さえ引き出せれば通用していい△トップナイフ、鋭い加速を問われると不安はあるがSP持続力そのものと総合力が生かし切れば当然好走が見込める△タスティエーラ、すみれSでは後半SP持続力勝負の中で加速力が一際目立った△シャザーン、前走の青葉賞で後半SP持続力勝負で違いを見せて来た△スキルヴィングまでを候補としたい。

◎ソールオリエンス
○ファントムシーフ
▲ホウオウビスケッツ
△トップナイフ
△タスティエーラ
△シャザーン
△スキルヴィング

【買い目】
馬連:◎○▲ BOX
3連複:◎○▲軸 △流し


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