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競走馬個別メモ 2022 新潟記念 カラテ

 
新潟記念 勝ち馬 カラテ
主な戦績:新潟記念(G3・2022)東京新聞杯(G3・2021)
作成日:2022.9.5
 

競走馬特性面

SM2 【SP持続力・後半型】【後半型】【万能型】
【専用メモ】持続型 
【所感メモ】位置取りカギ 2022年の新潟記念で新味引き出す
作成日:2022.9.5

過去成績・データ(2022.9.5時点)

前走:新潟記念(G3・新潟芝2000m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.58.9 1着(良)-0.3秒差

レース展開
S(スロー)後半型 直線緩急型 60.5-58.4   
緩めの流れからの後半4Fの加速勝負の形だが、3角で緩んで4角からの再加速戦。直線序盤から半ばにかけて11秒台前半の速い加速を問われる展開。最後の1Fも11.6秒とそこまで失速率は高くない。単純に直線に向いてからの瞬発力勝負という感じ。
 

予想コメント
【休み明け初戦】距離延び新味
【調教】久々も力強く
★距離延長対応カギ 加速勝負に? 持続力勝負寄りの形になれば
 
個別レース回顧
【決め手】後半の加速勝負で好走・距離延長、緩い流れで新味引き出す
【中団待機・前】【4角~直線序盤馬なり】【直線序盤で鋭く伸びる】【直線半ばで伸びる】【最後1F押し切る】【完勝】

発馬五分から中団やや前目の位置を追走。3~4角は中目を通して直線序盤からやや内目に入れて追い出しを開始。追われてからの反応と加速が良くて直線半ばではや先頭に躍り出ると、そのまま後続の追撃を完璧に封じてそのまま押し切ってゴール。

展開的にもほとんど直線の瞬発力勝負となっていて、その中で序盤で中団やや前目の位置を確保できたのは大きい。直線序盤の加速は抜きん出ていたし、最後の1Fでも鈍る感じは全く見せずにまだまだ余力がありそうな感じすらあった。今回は2000mへの距離延長で新味が出たという感じもあるが、この馬としては前半で忙しくならない競馬の方が後半要素をフルに発揮できるタイプなのかもしれない。今回はそこまで強力な相手が居なかったという面はあるが、直線で10秒台の加速ラップを連発する流れに対応してきたのだから、緩い流れになって追走が楽になった分だけ後半要素を上げて来たという見方で良いと思う。今後は中距離路線を視野に入れても結構面白いと思う。

陣営・騎手コメント
(菅原明良騎手)
「この子は長く脚を使ってくれるし、それが良さと思っている。素晴らしい走りをしてくれました。僕は1600と1800しか乗ったことがなくて(2000メートルは)昔に使っていたイメージで、ビデオとかを見て、また違った競馬ができるのではと思っていた。(レースでは)リズム良くと思っていて、勝ち上がってきたのは1600だったので、距離はもつか分からなかったが、馬を信じました。今日はゲートも出てくれたので、調子はいいと思って信じて乗りました。(カラテには)初めて重賞を勝たせてもらったし、一番思い出があると言っていい馬だと思う。勝てて結果が出せてうれしい。馬主さんや調教師の先生などの皆様に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
 
 

2走前:安田記念(東京・芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.33.2 16着(良)0.9秒差 

レース展開
S(スロー)後半型 直線緩急型 46.7-45.6   
やや緩めの流れから3角から4角で少し緩んで後半3Fの加速勝負。純粋に直線の序盤から半ばでの加速力と、最後まで伸びきるSP持続力を問われた展開。勝負所から馬群が固まる感じになっていて、勝負所から直線でスムーズな加速態勢を得られたかどうかが勝負の分かれ目になった印象

予想コメント
重○ 舞台は良いが・スムーズな競馬で
【調教】動きまずまず 
★重○ 平均持続ラップの展開なら 時計面課題 時計要する馬場なら 状態面カギ
 
個別レース回顧
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陣営・騎手コメント
(菅原明良騎手)
「少し内枠すぎました。外から自分から動いていくようなレースがしたかったのですが、内枠だったのでそれができませんでした。馬の雰囲気はとても良かったです」
 

3走前:マイラーズC(G2・阪神芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.34.1 7着(稍重)0.8秒差

レース展開
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 46.1-47.2  
前半からある程度流れる展開でのSP持続力勝負で、ラスト1Fで大きく落として失速するラップ推移。稍重で力の要る馬場状態でもありパワーと前半のスピードを問われた展開

予想コメント
重○ 転厩後も有力・楽しみ
【調教】仕上がり良好 
★転厩初戦 近走安定傾向 末脚安定傾向 単調な流れなら 時計勝負になると?

個別レース回顧
H(ハイ)前半型 SP持続・失速型 46.1-47.2  
前半からある程度流れる展開でのSP持続力勝負で、ラスト1Fで大きく落として失速するラップ推移。稍重で力の要る馬場状態でもありパワーと前半のスピードを問われた展開
 
陣営・騎手コメント
(菅原明良騎手)
「ゲートはしっかり出て行きっぷりも良かったですが、3~4コーナーの途中で早めに手応えが怪しくなりました。落鉄をしていたり、最初コーナーの入りでぶつかったりもあったので、そういうのも影響したかもしれません」
 

過去見所レース(ベストレース)

2021.2.7. 東京新聞杯(東京・芝1600m)

タイム・着順・馬場状態・着差
1.32.4 1着(良)-0.0秒差

レース展開
M(ミドル)SP持続型 46.6-45.8
【平均ペース】【SP持続力勝負】
序盤から少し流れる展開で、最後まで11秒台のラップが連続する緩急の無い流れ。その中で後半4Fから11.5-11.2-11.6-11.5とSP持続力を問われる展開。
 
予想コメント
重○調教○ 勢い買えるが・重賞でも
【調教】単走で好時計
★時計要する馬場で浮上

個別レース回顧
【好発】【好位追走】【4角馬なり】【直線半ば包まれる】【直線馬群割る】【最後1F鋭く伸びる】

好位追走から手応え良く直線に向いたが、直線半ばまで包まれて進路が無い状態だった。それでも残り1Fで馬群を抉じ開けるように抜け出し、追われたのは最後の1Fだけだがそこで鋭く伸びたのは立派。道中も11秒台前半から半ばを連発する流れを好位追走し、3~4角では馬なりで前に取り付いている。そして最後の脚も進路が無かった為に脚が貯まったという面はあるが、それでも道中11秒台前半から半ばのラップを連続した上での脚だから価値はある。過去の戦績をからも好走時がすべて時計を要する馬場だっただけに、スピードを求められた展開で出した結果だから評価されていいと思う。

陣営・騎手コメント
(菅原明良騎手)
「とてもうれしいです。チャンスを頂いた(高橋祥泰)先生と馬主様に感謝したいです。前走はとても強い勝ち方をしてくれた。競馬場も替わりますし、勝ってはいますけど、メンバーも替わるし、どうかなと思ったけど頑張ってくれました。(スタートして)前めに行きたいと考えていました。理想通りの自分が考えていた競馬ができた。ずっと手応えはよくて、直線を向いてからもあとは進路を探すだけだと思っていた。ちょっと前が壁で追い出すのは遅れたけど、なんとかかわしてくれた。最後は必死で追ってました。かわせたというのはわかったので、うれしくてうれしくてしようがなかった。(馬には)ありがとう、よく頑張ってくれた、と。それしかないですね。(同期の団野騎手が今年重賞初制覇を達成したが)本当に年が変わって、今年は7勝していましたが、これで8勝。いいペースでこれています。団野くんも重賞を勝って、刺激になって僕も負けていられないな、と。(同期と)切磋琢磨してやってきた。今後もみんなで努力して頑張っていければと思います。本当に馬が成長しているのが感じられた。僕もレベルアップしていかないと。馬に合わせてもっといい騎乗ができるように頑張りたい」
 

【競走馬個別データに関する注意事項】

☆ここで掲載している競走馬個別メモは個人的な予想メモと見解を纏めたものです
☆予想コメントと調教は当時の専門紙のもので、★欄のコメント、レース回顧は羽柴の個人的なメモになります。
☆各種コメントは主に重賞レースのものになります。オープン、条件戦などは予想、レース回顧をしておりませんし、騎手コメントもありません

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