勝手に語り亭 ~サザンオールスターズ(サザン真夏の大感謝祭ライブ)~
競馬とは無関係で私の好きな分野の話を勝手に語る企画。
第一弾はサザンオールスターズとします。出来ればサザンについてはシリーズ化したいけど…とりあえず第一弾はサザンオールスターズのライプについて好き勝手に語りたいと思います。
私とサザンとの出会いは…という語りはもう置いておく(笑)。とりあえず私がこの2008年のライブを初めて見たのは(現地では無くBDで鑑賞)2008年の冬頃と記憶している。すでにサザンが活動休止期間に入った時期でだったし、雰囲気的にはもう活動再開は望めないというような風潮もあった。そんな中で手に入れたBDでの鑑賞だから、当時の思いと今になってから思うところや、このライブでの個人的に推せるライブの内容を余す事無く好き勝手に語ってみるとする。
ここはとにかく好き勝手に語る場である…という事をご承知の上、最後まで読んで頂ければ幸いであります。
オープニング
映像作品はライブ最終日で大雨の中での開催。オープニングの時点でかなりの大雨が降っている事が映像からでも分かる状況。
ここでブラス隊登場しての演奏が…
I AM YOYR SINGER(ブラス隊)
キングカズ登場 開会宣言
勝手にシンドバット(ブラス隊)
ブラス隊の登場は今までにない演出(今でもない)だと思う。ブラス隊が勝手にシンドバットを演奏したがリズミカルで結構いい感じ。ブラスでサザンの曲を演奏するとこういう感じになるんだ…と新たな発見も。
1曲目 YOU
待ちに待ったライブ開始。その第一曲目がアルバム収録曲がとは渋い選曲
2曲目 ミス・ブランニュー・デイ
YOUからの流れでそのまま2曲目に突入。この曲特有の原由子がシンセ奏でるイントロで会場一気に盛り上がる。サザンライブでも定番の一曲でライブごとに様々なアレンジが加えられる事が多い曲。個人的にはこの2008年の大感謝祭のアレンジが定番というかお気に入り。他の年のライブでもそれぞれに良さはあるのですけどね…。
3曲目 LOVE AFFAIR 〜秘密のデート
映像では突然雨が止んだように見えるが、実際には他の日の映像を差し込んでだけ。特に意識する訳ではないのだが突如大雨の中の映像にも切り替わるし、結構惑わされがちな映像になる。
MC1回目
最初のMC。大雨の中のライブについてコメント。
今日のコンセプトとして「いつも通りのサザン」と発表。
やっぱり解散ライブではない事を強調しているのが印象的である。
メドレー方式1
ここからメドレー方式として一気に駆け抜けていく。ちょっと昔の曲という事。メドレー方式で短めになってはいるが、オールドファンにはたまらない選曲の連続。個人的にはこの時点で個人的にカバーしきれていない状態でもあり、まだ知らない曲が数曲あった。その為このライブを見て覚えた曲もある。(TO YOUとかは当時初めて聞いた曲だった)
4曲目 女呼んでブギ
5曲目 いとしのフィート
6曲目 お願いD.J.
7曲目 奥歯を食いしばれ
8曲目 ラチエン通りのシスター
9曲目 TO YOU
10曲目 C調言葉に御用心
11曲目 働けロック・バンド (Workin' for T.V.)
12曲目 松田の子守唄
13曲目 Hello My Love
14曲目 朝方ムーンライト
15曲目 思い出のスター・ダスト
16曲目 夏をあきらめて
17曲目 Oh! クラウディア
18曲目 東京シャッフル
19曲目 そんなヒロシに騙されて
20曲目 あっという間の夢のTONIGHT
21曲目 メリケン情緒は涙のカラー
22曲目 顔
23曲目 Bye Bye My Love (U are the one)
24曲目 メロディ(Melody)
12曲目 松田の子守唄
松田弘のドラムを叩きながらのソロボーカル曲。意外と言っては失礼なんだけど、この人声が良いんだよねぇ。
14曲目 朝方ムーンライト
間奏で強面トランペッターの奏でる音色が個人的には好き。単純にトランペットが好きなので…。
17曲目 Oh! クラウディア
この曲をメドレー式に入れてしまうのか…という感じ。もちろん勿体ないという意味合いです。
18曲目 東京シャッフル
かつて紅白歌合戦で楽器を取り上げられたと噂された因縁の曲。この曲も現状ではこのライブでしか聞けない貴重な曲。
19曲目 そんなヒロシに騙されて
原由子のソロ曲だが、ここで初めてバックダンサーが登場。
21曲目 メリケン情緒は涙のカラー
個人的に好きな曲の一つ。ピアノから入るイントロと途中でドラムが加わって迫力を増していく所が大好き。
そしてこの曲の終わりからちょっと雰囲気の変わるリズムへ。後のサザンのライブを見て慣れてくるとこのリズムになるとあの曲だな…と思い当たる節があるのだが実は…という感じ。ちなみにこの曲の終わりにも同じリズムになって、今度こそ…と思いつつもまたもや違うのである(ここで言うリズムや雰囲気は個人的感覚なので伝わらないと思いますが…)。
またこの2008年でライブ以降では聞けない曲も多いのも特徴。古い曲が中心となった選曲だったのでしょうがないのかもしれない。
MC2
24曲目メロディ(Melody)終了後に2回目のMC。
ここでメンバー紹介。ここでようやくパーカッションの野沢氏が居ない事に気付く。当時は病気療養中だったらしい。
メドレー方式2
25曲目 愛の言霊 〜Spiritual Message〜
26曲目 シュラバ★ラ★バンバ
27曲目 爆笑アイランド
28曲目 ごめんよ僕が馬鹿だった
29曲目 ロックンロール・スーパーマン ~Rock'n Roll Superman~
25曲目 愛の言霊 〜Spiritual Message〜
26曲目 シュラバ★ラ★バンバ
この曲の開始前に和風のテイストからの愛の言霊。さらにこの曲の終盤からシュラバ★ラ★バンバへと繋がるメドレーが良い。この2曲が並んで演奏される事は無く、メドレーとしてでも並んで演奏される所を見れるのは貴重かもしれない。
28曲目 ごめんよ僕が馬鹿だった
29曲目 ロックンロール・スーパーマン ~Rock'n Roll Superman~
ごめんよ僕が馬鹿だった、ロックンロール・スーパーマンは2005年発売アルバムのキラーストリート収録曲。このライブ当時の最新アルバムからの選曲。ロックンロール・スーパーマン は後のサザンライブの定番曲ともなり、非常に聞き心地の良い曲である。
サブステージ移動
30曲目 涙のキッス
31曲目 チャコの海岸物語
32曲目 せつない胸に風が吹いてた
33曲目 夕陽に別れを告げて
涙のキッスからはサブズテージへ移動しての演奏。後のライブで「移動している間に数曲歌えるから…と思って今回はサブステージを無くした」という事を言っているが、デカいサッカー競技場でステージから遠く離れた観客にとっては非常にありがたかったはず。遠いステージで豆粒にしか見えないメンバーが、移動してきて肉眼で分かるレベルで見れたらテンションは爆上がりだろう。サブステージへカートで移動中のメンバーを一目見れるかどうかでも同じだったと思う。
サブステージはアコースティックコーナーとされて、ドラムはブラシが使用され今までとは全く異なる雰囲気。そしてここではバラード中心の選曲。
32曲目 せつない胸に風が吹いてた
33曲目 夕陽に別れを告げて
この2曲は当時の活動休止(解散かも?と言われた)の状況を考えると実に感慨深い選曲。桑田自身が最後のあいさつで地元の仲間に感謝の言葉を語っているように、地元の人々やかつての仲間に向けて…という意味合いが強いと思う。この2曲はこのライブの見所の一つであると勝手に思っている。
サブステージ終了で正面メインステージへと移動。
メンバーが移動している間にライブで演奏してほしいリクエストランキング50が一気に発表されるが、残念ながら映像ではすべてを確認することは出来ず。
後半戦突入
34曲目 いとしのエリー
35曲目 真夏の果実
36曲目 TSUNAMI
37曲目 I AM YOUR SINGER
38曲目 希望の轍
39曲目 OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~
40曲目 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
41曲目 HOTEL PACIFIC
42曲目 ボディ・スペシャルII (Body Special)
43曲目 マンピーのG★SPOT
後半戦冒頭から名曲の連続から始まって新曲も披露。そして勢いのある曲の連続で怒涛のラストへ。
34曲目 いとしのエリー
後半戦最初の曲だがだいたいアンコールで歌われることが多い曲でもあり、何故かこれが大ラスの曲のような雰囲気。曲の持つ雰囲気は凄い…。
36曲目 TSUNAMI
サザンを代表する曲でトータルで300万枚以上を売り上げたと言われる名曲の一つ。当時のライブでは大雨の中だった事あり、歌詞の「思い出は何時の日も雨」が見事なまでにフィットしている。
ちなみにこの曲は後に東日本大震災の影響と諸般の事情で全く披露される事がなく、TVの懐メロ特集や名曲特集においても紹介される場合はこの時のライブ映像を使われることが多い。もしかしたらこのライブで歌ったのが最後となる可能性も…。
37曲目 I AM YOUR SINGER
2008年当時の最新シングル曲。みんなでダンスを踊りながらという感じだが、ここから今まで居なかった毛ガニ野沢さんも登場してやっと5人が揃う。当時毛ガニさんは腰の状態(腰痛持ちであることは知られている)が思わしくなく、このライブの参加は限定的にしていたの事。
38曲目 希望の轍
10年後の2018年には紅白歌合戦でも披露される事になるくらいのサザンの定番曲一つ。アルバム収録曲ではあるが根強い人気がある一曲。いとしのエリー同様にアンコール曲として使われる事も多く若干フィナーレ感があるように思う。その代わり会場は大盛り上がり。
39曲目 OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~
個人的に好きな曲の一つ。現在ではこのライブでしか演奏されていないのが残念…。ちなみにこの曲からラストに向けての怒涛のメドレーで盛り上がりは最高潮へと向かう。
40曲目 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN
OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~の終わりからの流れで何やら異様な雰囲気に…。何やら怪しげの笑い声が聞こえると…という流れでエロティカ・セブン EROTICA SEVEN突入。怪しげなダンサーも登場してエロを伴った昔のサザンという感じを色濃く出して来るのが見所。
41曲目 HOTEL PACIFIC
エロティカ・セブンからの流れでそのままHOTEL PACIFIC突入。あの「オー、モーレツ!」の女性ダンサーも登場してくるが中には男性ダンサーも混じっていて…。OH!! SUMMER QUEENから続くアップテンポ曲であり、歌う方もこりゃ大変だろうなと推察する。
42曲目 ボディ・スペシャルII (Body Special)
サポートメンバー斎藤誠さんのソロパートからの入り。ボディ・スペシャルのイントロに入ると即座に観客の大歓声が。このライブを見に来る観客様はレベルが高いと言うか、流石と言うか…。ちなみに斎藤さんは間奏にも見せ場のギターがあるので注目。また後半で桑田さんがステージの横断して各サイドまで走って行って煽りを見せる。
このボディ・スペシャルII の曲あたりから雨の本降りの感じになって、映像でも相当な降雨であることが見て取れる。だが曲調と会場の盛り上がりでどしゃ振りの雨をあまり感じさせない。
43曲目 マンピーのG★SPOT
ついにラストの曲。ボディ・スペシャルII の終わりから続いて突入。ベースとドラムだけのリズムで何の曲になるかはすぐに分かるはず。これを最後ま取っておいたんだなぁ…と思いつつ、サザンの最高のエロ曲を噛みしめる…(実際にはこの後に復活して何度も披露される曲なのだが…)。
アンコール
44曲目 夕方 HOLD ON ME
45曲目 みんなのうた
46曲目 勝手にシンドバッド
47曲目 YA YA (あの時代を忘れない)
アンコールまでの間にスタンドの観客が絵文字を作ってメンバーに披露。これはメンバーには知らされていなかったようで、メンバーはかなり驚いたり感激している感じも見れる。
44曲目 夕方 HOLD ON ME
アンコール1曲目は夕方 HOLD ON ME。この曲もこのライブを最後に演奏されない曲であり、今では貴重な映像かもしれない。
45曲目 みんなのうた
やっと来たかという感じでみんなのうたに突入。冒頭から桑田さんがホースを持ち出して最前列の観客を中心に水をぶっかけていく。雨が降っているからどうせ一緒でしょという感じもあるのだが、心なしか桑田さんも手加減気味。水を浴びて喜ぶファンも当然いる訳で、このパフォーマンスを何も知らない人が見たら何やってんだ?となるのは必然の行為。
またこの曲はライブの時になるとこういう放水プレイがあるので、ちょっと真面目に歌わないというか(笑)ノリに拠るところが大きくなるのが特徴。しかし昔はコップに水を入れてそこのコップを放り投げるだけだったのに、ホースまで持ち出して放水という形になった何時頃からなのだろう…? ちなみに放水プレイは野外ライブのみらしい。ご自身は後に冗談でNHKホールを水浸しにしてやったと言った時もありましたが…。
46曲目 勝手にシンドバッド
みんなのうたで大盛り上がり…の勢いそのままにパーカッションのリズムとホイッスルの音が響き渡り、そして毛ガニさんの姿が…。という訳で勝ってにシンドバットのイントロに突入。
曲の開始と同時にサンバのダンサーが登場。後にエバトダンシングチームのメンバーがサンバダンスの衣装を着て踊るのが定番となっているが、この時は本場のダンサーも登場して踊っているっぽい。またこの曲は盛り上がりの定番曲でもあるが、ラストが近い事もあってここ一番の大盛り上がり。
MC
ラストの曲を前に桑田さんから少しお話が。「これで終わっちゃうな…という気持ちと、これでやっと終われるのかな…という想いが相半ばしています」という言葉が実に印象的だった。この時点でもすごい葛藤があっての活動休止という決断だったのだなという風に受け取れる。
47曲目 YA YA (あの時代を忘れない)
大ラスの曲がなんとYA YA (あの時代を忘れない)とは渋い。歌詞の内容も含めて地元で支えてくれた人々に向けてという意味合いが強いのだろう。ひとつ前の曲までのあの大盛り上がりの雰囲気から一転してというのもあるが、ラストの曲を迎えてついに最後の時は来たと思わせるには十分。
エンディング
メンバー一人一人が観客に向けて最後のひとこと。これが終わりではない、また続いて行く…という感じを漂わせながらの最後の挨拶。今から見れば本当にただライブ終了を迎えての挨拶なのだろうが、当時はそういう風には受け取れなかった。まだ今度があるから…と言いつつもこれが最後なんだと覚悟をしながらメンバーの言葉を聴く事になった。
終わっての感想
見所は満載なのだけど、このライブはやはりサザンの活動休止という事がチラチラと見え隠れしながらのライブというのが何とも言えない。最初から最後までを見ると、未だにこのライブを初めて見た時と同じ気分になる。まぁ後に活動再開する事実を知っているから何とか振り返って語ることが出来ているけど、あのまま終わっていたらそう簡単に語る事が難しいライブになったかもしれない。
個人的にはこれがサザンの初めてのライブビデオ鑑賞。この後にサザン、桑田のライブはほとんどがBDで映像化されるのですべて鑑賞しているが、やっぱりこのライブの感動は他の作品では味わえない。やっぱブルーレイは映像の質がケタ違いだなと感じたのが一番。またその他にも何度も言うが活動休止という事態が見え隠れしているという事も大きいし、披露される楽曲の数が他のライブと比較しても圧倒的に多いのがポイント。まぁメドレー方式ではあるものの、初期の頃の曲が数多く披露される所がイイかな。
以上、サザンオールスターズのファンの私が勝手に語りたかった企画第一弾でした。
ちなみにサザンのライブの鑑賞話は今後シリーズ化したいのだが、この真夏の大感謝祭以降のライブ本数が多すぎるのが悩み(笑)。現時点(2023年5月)でサザン、桑田のライブの最新作が2022年11月の「桑田佳祐 LIVE TOUR 2022」。この最新作に辿り着くまでの道のりは相当長くなりそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?