【妖狐】 洗濯機の前で、 はて? 靴下が片方ないんだが…。 最近、靴下を激しく執拗に気に入っている者ありけり。 さては…。 そーっと、リビングを覗くと…。 ひゃーっ! 白狐か⁉ おおーっ。 それならば、人々に幸福をもたらすと言われておる。 ありがたや。 皆様に幸多かれ!
ウニ(海栗、海丹)の生殖巣を海胆(雲丹)と呼び、 海胆(雲丹)を加工した物を雲丹と呼ぶ。 ヒトは人間を内在する。 其の上、 ヒトの殻座をハイヤー・セルフは内緒する。 『彼の月宮から此の部屋へ、 青の間(Aスタジオ)からトータルへ』 異議はアリストテレスの提灯に火を付ける。
飲食店の看板に『贅沢魚介』と見掛けた。 『サザエさん』のトリックスターだろう。 拳螺たる『サザエさん時空』の渦中を垣根越しに陳じ、 其奴は伊佐坂家と聊かに諍う。 「第四、否、俎板と云う第五の壁の上に儂等は居るのか。海栗の中に海胆が在る様に此の世界の外側には…」 と難物が宣う。
ドキンちゃんが自身の乗り物を「私のUFO」と呼んでいた。 平生から操縦しているにも関わらず未確認とは畏れ入る。 潮時だ。 怒気と度胸を掴み弩級の科学からなる土金属(?)のUFOを逢魔時に駆り、 黴臭い飯時の不届きな王擬き共を狩り、 勝ち鬨を上げ、 バイキンマンをバイキングに。
『えるしっているか』 『りんごしかたべない』 『死神は』 『手が赤いし』 『コンソメ味のポテチは』 『ぼくしかたべない』 『またいっしょに』 『テニスしようネ』 嘗て『デスクランチ』の区切りを勘違いしていた儂は 小型液晶テレビ程に分厚く、甘たるいポテチを連想した。
紅白饅頭を肴に『㐂津禰』を呑んでいた。 酒を嗜む年齢に達していない白面の鼻高天狗は 鼻尖に付いた餡子に赤面し、 白面を秘めた儘の烏天狗は 「未だ白面だ」と周りと搗ち合っている。 酒廻りに白けてきた儂は 八つ手の葉を団扇代わりに赤面を扇ぎ、 口に搗ち割りを含む。 実に面白い。
「おじさん」と呼ぶには若く視えず、 「おじいさん」と呼ぶには若く視える男性の事を 『おじあさん』と呼べば宜しい。 『おじ_さん』→『おじあさん』→『おじいさん』→ 『おじうさん』→『おじえさん』→『おじおさん』→… と春秋を重ねていくのだ。 白狐、否、皛狐のおじゐさんより。
『夢見る少女じゃいられない』の歌詞を 「レオリオ名字はパラディナイッ」に替え、 軽妙洒脱に歌い上げるのが好ましい。 時に酣酔し、夢見心地の折に水見式を試みた。 和らぎ水が純米大吟醸に『変化』した。 眠れる獅子の覚醒は近い。 ん? 御主の青十字の首飾りは何故発光しておるのか。
でっぷりと弾ける海老は頭胸部や腹部の内側に プリン体に富む一身を生来抱えてきたのだろう。 正に葡萄だ。 『シュリンプ・プリップリデスティネイション』だ。 海老腰と呼ばれるとぷりぷりと膨れる儂は たっぷりと備えた赤葡萄酒にどっぷりと浸かり、 物思いにとっぷりと耽ける振りをする。
今日儂の見た夢にはタイトル・コールが掛かっていた。 「六人を三人ずつの二チームに分け、 それぞれの三人を一人に合成し、 『Yahoo!』と『Google』の検索エンジンを 守らせてみたーー!!」 『CODE-COSTARICA』を聴き、 『グーゴル可視化装置』を廻すとしよう。