『死』に対し『生きる』という焦らしプレイ
『眠気』に対し『寝ない』という焦らしプレイ
『生卵』に対し『温泉に持って行って籠に入れ源泉付近をウロウロする』という焦らしプレイ
『仔牛』に対し『ドナドナを毎日歌い聴かせながら老牛になっても出荷しない』という焦らしプレイ
『時代が抱える深刻な問題を浮き彫りにしたドキュメンタリー映画』に対し『眉間に皺を寄せ鋭い眼光で観続けるが何も感じない』という焦らしプレイ
『地球』に対し『“愛”とかいう不明瞭なモノを利用して救うか救わないかハッキリしない態度を取り続ける』という焦らしプレイ
『激怒してくる人』に対し『泣きそうな顔で敗北感丸出しの視線を送りながらいつまで経っても謝らない』という焦らしプレイ
『未来』に対し『夢見ない』という焦らしプレイ
『混み合った月末の銀行の支店』に対し『自分の順番が案内されたカウンターに無言で山積みの札束を並べその大金をどうするか伝えずずっとため息をつく』という焦らしプレイ
『缶コーヒー』に対し『プルトップに指をかけクッと軽めに力を入れつつも決して開けない』という焦らしプレイ
『動画配信サイト』に対し『話題の動画をマイリストに登録しまくった上で全く観ない』という焦らしプレイ
『靴下』に対し『足先に引っ掛けたまま脱ぎも履きもしない』という焦らしプレイ
『SDGs』に対し『自宅ガレージにEV充電用コンセントを設置した上で中古のRX-7を納車し吹かしまくる』という焦らしプレイ
『すき家』に対し『SukiPassだけ購入して商品を全く買わない』という焦らしプレイ
『サクマのいちごみるく』に対し『一度も噛まずに舐め切る』という焦らしプレイ
『泥酔して道端で寝込んでしまったサラリーマン』に対し『介抱するフリをして胸ポケットに手を入れたり鞄のファスナーを開けたり辺りをキョロキョロと見回したりするが決して何も盗らない』という焦らしプレイ
『閉店間際のスーパーで半額シールが貼られた弁当』に対し『ちょっとだけ触ったり熱い視線を送ったりするが決して手に取らない』という焦らしプレイ
『親友』に対し『ホドホドの知り合いっぽく接する』という焦らしプレイ
『宝毛』に対し『抜かずに育てている癖に愛でない』という焦らしプレイ
『カップ麺』に対し『蓋を少しめくりその隙間から湯気だけを送り込みその気にだけさせる』という焦らしプレイ
『頂き物のメロン』に対し『台所の片隅で完熟させた上でただじっと見つめる』という焦らしプレイ
『チョロQ』に対し『グッと押さえつけてグググと引いて手を離さない』という焦らしプレイ
『チョロQ』に対し『グッと押さえつけて引かない』という焦らしプレイ
『塗り絵』に対し『塗らない』という焦らしプレイ