本のカケラ 「会いたい。そのシンプルな欲求に抗うことが出来る人は、世界にどれほどいるのか。」 『白いしるし』(西加奈子著、新潮文庫)33頁 𖤣𖥧𖥣𖡡 抗える人なんていない。 だって恋だから。
本のカケラ 「人の心というのは一緒にいてもわからんもんです。距離じゃありません。」 『しあわせのパン』(三島有紀子著、ポプラ文庫)134頁 𖤣𖥧𖥣𖡡 人の心はわからない。 でも「何か」を感じとることはできる。 そして、わからないなりによりそうことも。
本のカケラ 「すぐれた絵とは、人のこころをなぐさめることもできるのだと、いま、知らされました。この絵によって」 『風神雷神』(原田マハ著・PHP文庫)下巻113頁 𖤣𖥧𖥣𖡡 俵屋宗達が、ブロンズィーノの肖像画に感嘆し言った言葉。 私は、人のこころをなぐさめる朗読がしたい。