『玉と石の神話34』 考え込む琥珀の様子に、今度はトパーズが首を傾げた。 「何か…気になることがあるか?」 「いや…」 憶測だけで迂闊な事は言えない。 思い当たった事の裏付けを取るために、琥珀はもう一度金剛と話してみる必要性を感じた。金剛なら、『何か』を知っているはずである、と。