◆「二重分節」という比喩的ふくらみをも持つ概念がとても重要であるし有用だと思う。分節が諸項の接続秩序を生むところ、分節自体に自由が内在されているが、二重分節はそこにさらなる自由を加えることにつながる(もちろん、どの段階にも教条化という暗転の契機をもつ。これは避けられない)。