天正12年(1584)8月8日は秀吉が前年から普請を進めていた大坂城の新邸に移った日。小牧・長久手の戦いで家康との対陣が続く中で秀吉は一旦大坂に戻っていた。天守は翌年完成するが城の普請は秀吉の生涯を通じて続けられた。4月に訪れた大友宗麟は大坂城を「三国無双」と表現したという。