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ホワイトエレファントと小さな引き寄せ2/2

7か月前

2023/3/21: まいにち だれかの ひとことを こころに。

今年はジャスミンも早咲きなのかもしれません。道すがらにふと花の香りに気づくとき、いつもこの「バラの花の精」の物語が脳裏を過ります。その土の下にはだれかの頭蓋骨が埋まっていなければいいけれど。そして悪事をはたらく人間の眠る夜には、花の精たちがそっと天罰を与えているのかもしれません。

アンデルセンの童話といえば人魚姫やおやゆび姫などが人気でしょうが、「バラの花の精」は、人間が気づいていない悪を花の精が目撃し、天罰を与えるとても興味深いお話です。バラの精はミツバチと女王バチに協力を求めますが、いざ罰を与えようとすると、すでにジャスミンの花が悪人を罰した後でした。