『玉と石の神話58』 せめて、少しでも助かる道を模索するのが己の役目だと王は語った。 「過去の記憶から言えば、長の眠りについて待つ事になる者が多かろう。いつの日か、災禍が収まり、目覚めの時を迎えるまで。その平和な眠りの為に、どうしても必要なのが…」 「…狼藉者の一掃、なのですね」