『玉と石の神話66』 王妃は睫毛を伏せた。 「あの子達は、敢えて不完全な状態で生まれて来たのでしょう。眠りから覚めた時、もう一度新たに生まれ出ずる…きっともう少し後の世に完全体で」 「我らもその時を待ちましょうぞ」 王達は金剛に従い移動した。 その場には、琥珀とトパーズが残った。