私は思い切って声をかけた。 突然ごめんね。一人?一緒のクラスになってまだ一度も話したことなかったからさ。「大丈夫」彼女は静かに水の入ったコップを自分の方に寄せた。 その日から、私には指定席ができた。 隣の彼女が笑顔で言った「あの時は、ありがとう」。