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[80点]ASPERITY The Final Demand

メタルCDレビュー17作目!!

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スウェーデンのメロディックメタルAsperityの

2004年デビュー作  The Final Demand!!



先に結論言ってしまう。


無難に良い作品!!ほんと無難!!


北欧っぽいハードロックの雰囲気を持ったメロディックメタルなのだが、
中心人物のGuitarのペトリとDrumのステファンはデスラッシュメタル
Carnal Forge
でも活動していて、過去にはメロディックデスメタル
In Thy Dreams
に在籍していた。

そんなデス寄りの彼らがメロメロも超メロメロな今作を仕上げるとは。
元々Steel Attackというメロディックパワーメタルもやっていたが(どんだけバンド掛け持ちするんだよ!?)、新しく曲作ったときにどのバンドにも属さなかったので、Asperityを結成したとのこと。
BassもVocalも彼らのバンド繋がりだ。

いいね、北欧はメタルバンドのメンバー集めるのに苦労しなさそう。。。

Vocalのピーターは多少ハスキーながらも高音もしっかり歌え、Nocturnal Ritesのヨニ―・リンドクヴィストぽいイメージ。

全体的に雰囲気が似ている曲が多く、パッと聴きではイマイチだが
最後まで聴けば高品質なメロディックメタルだと感じることができる。

ただ、冒頭にも書いたように無難なんだ。ベターだけどベストではない

メンバーのの経歴や曲のパワーからもうちょっといけたんじゃ?とうかがえてしまう。

残念ながら活動もしてないようだ。Carnal Forge人気だし。

曲紹介

1曲目のWill They Comeは悪くないんだけど結構地味。飛ばしてもよし。

2曲目のPleasure and Pain(クリックでyoutube検索へ)は入りこそ地味だがなかなか良い展開の曲。
Asperityの個性ともいえるキャッチーで哀愁ある歌メロが堪能できる。

4曲目Soul Collector(クリックでyoutube検索へ)
6曲目Final Demand(クリックでyoutube検索へ)
はどちらもブリッジからコーラスにかけて美しい曲。聴いておくべし。

7曲目The Man with 1,000 Faces (クリックでyoutube検索へ)は雰囲気替わって
明るめの疾走曲。

日本盤ボーナストラックはI don't believe in Love(Queensryche Cover)。
原作に忠実。

無難と何度も書いたけど、そんじょそこらのメタルバンドでは太刀打ちできないサウンドと技術。
北欧メタル、ハードロック好きなら十分楽しめる!!

中古なら1000円以下で買えるぞ。


参加メンバー

・Vocal&Guitar  ピーター・クロンベリ Peter Kronberg
・Guitar  ヨハン・ヤロネン  Johan Jalosen
・Guitar&Keyboard  ペトリ・クーシスト  Petri Kuusisto
・Drum  ステファン・ヴェスターベリ  Stefan Westerberg 

1. Will They Come
2. Pleasure and Pain
3. The Pray 
4. Soul Collector 
5. I'll Never Understand 
6. Final Demand 
7. The Man with 1,000 Faces 
8. Past Life 
9. Rebellion 
10. My Sad Eyes
日本盤ボーナストラック
11.I don't believe in Love(Queensryche Cover)

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