![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29644440/rectangle_large_type_2_adaaaa460eec863d7dcd82764f3e675a.png?width=1200)
[96点]Condition Red(Iron Savior)
メタルCDレビュー2日目!要点だけをまとめるのは難しいな・・・好きなCDは語ることが多すぎるので今回は文字数控えようとしたら、より多くなっちまった!
ドイツのピート・シールク日率いるジャーマン・メタルIron Saviorの4作目Condition Red!!
夜寝る前にこれを聴くな!エンドルフィンが溢れ出て頭を休めるどころか振ってしまうだろう。これぞ正にヘヴィメタル。
96点という某メタル雑誌もビックリしちゃうほどの甘い採点基準。まぁそこは個人の趣向ということで。。。
んでこのアルバム、全曲暑苦しいジャーマンメタルで構成されていて、聴いているだけで汗が出るうえに、日本盤やリミテッド盤だとボーナストラック含め14曲70分あるんだが、全然胃もたれしないのが凄い。
その要因として
・サビでコーラスひたすら曲名連呼する単純明快さ
・ミドルテンポ、ハイスピードの曲の配置のバランスが絶妙
・・プロデュース、ミキシング、マスタリングを全て中心人物のピート・シールクやってきた経験が活き、近作品で覚醒する
・貧弱!貧弱ゥ!バラードなぞいらぬ!修羅の世界
などがあげられる。このアルバムが好き!という40~50代のおじさんwithむさ苦しいは星の数ほどいるけど、対比としての若い女子でこのアルバムが好きだという話は聞いたことがない。(いるとは思うのだが数は少ないと思われる)
つまりこのアルバムは別名メタルおじさんホイホイともいえるだろう。オレも例外なく引っかかっちまった、粘着力はおそらく死ぬまで続くであろう。
前作まで関わっていた、カイ・ハンセン(Gamma Ray,元Helloween)が抜けたのも結構大きな要因であろう。好き放題できるという良い意味で。
曲解説にて前回のIron Maidenみたいにyoutubeリンク張りたかったんだけど、このアルバムからオフィシャルがUPしているものがなかったのでCD買うなり動画サイトで聴いてほしい。
というか、Iron Savior自体youtubeでofficialなチャンネルは持っておらず現在所属しているAFMレコードのチャンネルで最近の曲がUPされている。
ならば彼らのオフィシャルなサイトで聴けるのかなと確認したら
なんだと!!2019年に発売されたCDと2本のライブ(すでに終わっている)のみ!世界一軽いと噂の阿部 寛さんのページよりもシンプル!
せっかくなんで日本語訳してみたら
今すぐ殺すか殺されるか
いいタイトルだな!!!
話が逸れてしまった。曲解説だ。かいつまんで。
まず1曲目から疾走キラーチューン、Titans of Our Timeからもう血管ブチ切れなハイテンション。Iron Saviorといえばこれ、というイメージがついている人も多いだろう。いきなりこんな曲をもってくるんだから、「ちょっと落ち着くか」なんて考えは彼らには無かったらしい。ひたすらヘヴィなProtector、歌メロが素晴らしい疾走のIronbound、タイトル曲Condition Redとクレイジーな曲が続く!
Judas Priestからの影響、同じドイツのメタルから受け継いだ魂をIron Savior色に染めて最高傑作に仕上げてくれたようだ。ギターの相方ヨアキムとのバランスも最高だ。
Warriorという曲名はImpellitteriやRiotも作っているがホント外れがないよね。不思議。
Tales of the Bold、これは聴かなきゃ死ねない曲よ。メロディがIron Savior節タップリなのとサビへのコーラスへと向かっている感、そしてサビの中の
The beast died in fire
Justice to the liar
A prayer for those who gave their lives
They will be memorized
炎にまかれ死んだ獣 嘘つきどもに突き付けられた正義
命を捧げた者たちへの祈り 彼らは永遠に胸に刻まれる
この良くわからないけどアツイ歌詞!こんなの血の涙流すの耐えられねぇ!という内容だ。一応アルバムにストーリーが書いてあるが、正直よくわからない。でもそれでも理解できるのよ、メロディで。
イントロ地味だけど徐々に盛り上がっていくParadise、同名特撮テレビ番組もビックリの熱いメロディのThunderbirdと一切妥協なしの名曲ぞろい。
そしてボーーナストラックも豪華。
イギリスのソウルミュージシャンSealのCrazy。普段ソウルも聴かないし原曲を全く知らなかったのだけども、原曲もカバーの両方も楽しめる内容。カバーから色んなジャンル知れるのって素晴らしいことよね。
もう一つはJudas PriestのLiving After Midnight。原曲よりかなりテンポアップしているが、Iron Saviorのルーツともいえるバンドの曲、とてもマッチしている。
長くなってしまったがまとめると、
全く70分も拘束しやがって!最高の時間の使い方だったよ!
というアルバム。
以下補足 Condition Red参加メンバー
・Vocal&Guitar ピート・シールク Piet Sielck
・Guitar ヨアキム”ピーゼル”カストナー Joachim "Piesel" Küstner
・Keyboard アンドレアス・クック Andreas Kück
・Bass ヤン・S・エッカート Jan-Sören Eckert
・Drum トーマス・ナック Thomas Nack
1. Titans of Our Time
2. Protector
3. Ironbound
4. Condition Red
5. Warrior
6. Mindfeeder
7. Walls of Fire
8. Tales of the Bold
9. No Heroes
10. Paradise
11. Thunderbird
ボーナストラック
I Will Be There日本盤だと9曲目
Crazy (Seal cover)
日本盤ボーナストラック
Living After Midnight (Judas Priest cover)