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[88点]HELLHOUND The Oath of Allegiance to the Kings of Heavy Metal (鋼鉄の軍団)

メタルCDレビュー9枚目!!

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日本の漢メタルバンドHELLHOUNDの
4枚目 The Oath of Allegiance to the Kings of Heavy Metal!!


オーディエンスが「METAL!!」と「WARRIOR!!」と叫んでいれば成立するという観客に優しいバンド。とても暑苦しく、温暖化の影響はこの人達のせいでもある。

メンバー全員がバトルジャケット(パッチGジャン)であったり
曲名に「METAL」が入るということで、同じく日本のメタルバンドMetaluciferと比べられる事が多いが、

MetaluciferはピュアなNWOBHM(1970年代後半のイギリスで勃発した音楽ムーブメント)を追及しているバンド、
HelhoundはNWOBHMにジャーマンメタル要素やLAメタルなど様々巻き込んでいるバンド。どちらも物凄いベテランなのは共通しているけど!Metaluciferもいずれ紹介いたします。

このバンドの特徴はコテコテの展開、分かりやすいコーラス、魅力あるギターソロ、そしてライブが最高に盛り上がる点。ヘヴィメタル入門者にはもってこいだ。
とはいえ見た目がゴリゴリのおじさん、ライブも汗と唾と血が飛び散るので、ファッションや清潔さを求める人たちにはお勧めできない。

初期の作品は王道のヘヴィメタルの匂いがする曲が多かったが、今作の特徴としてHellhoundぽい、という個性が強い曲が増えてきた。
スピードナンバーにそれが顕著に現れていて、ヴォーカルCrossfireのハイトーンの殺傷性や、コーラスがかなり強化され迫力が増している。

その一方で、後半のミドルテンポ曲~バラードナンバーの流れは好き嫌いが別れるかも。個人的にHellhoundがバラード風にした曲、というイメージが強く感じた。


曲紹介(コチラクリックでオフィシャルyoutubeへ)

鋼鉄音のイントロThemeから2曲目The Oath of Allegiance to the Kings of Heavy Metal(曲名なげぇ!)。ベースのブリブリ感、新ドラムMoutain Kingのドコドコが最高の幕開けになっている!

このアルバムの目玉は4曲目のSpeed Metal Hell(クリックでyoutube再生)だろう!曲完成度がHellhoundイチじゃないか??休むことなく疾走するのも際立っているのはギターLucifer's Heritageの所々に入る魅力あるギターソロ。このバンド、リフは王道のものが多いが、方やソロは聴いててワクワクするんだよね。

LAチックなHeavy Metal Magic、爆走するKill with Metal、シンプルなヘヴィさのEathbanger、シングルにもなったSign of Heavy Metalは聴き逃せないものが多い。

やっぱりコーラスが前作よりも増して濃い!聞いたところによると大人数がコーラスに参加したとのこと。

一体どんなメンバーがゲスト参加しているのかな・・・と歌詞カード見ていたら

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そうなんです!オレも参加してましたぜ!!!
そりゃコーラスが引き締まっているわけだ!!!


自己アピール終わり。

コロナでなかなかライブが難しい状況。もし都内のライブハウスが復活したら生で一度Hellhoundを見るべき!


参加メンバー
・Guitar&Vocal  クロスファイヤー Crossfire Hystericpreacher
・Guitar  ルシファーズ・ヘリテイジ Lucifer's Heritage 666 Strings Samurai
・Bass  ブラックウィンド Blackwind Bleeding Sniper
・Drum  マウンテンキング Mountain King  The Battery
・Drum  ドラゴンブラスター Dragonblaster (tracks 6, 11)

1. Theme
2. The Oath of Allegiance to the Kings of Heavy Metal
3. Metal Nation
4. Speed Metal Hell
5. Heavy Metal Magic
6. Kill with Metal
7. Earthbangers
8. Interlude
9. Requiem for Warrior 
10. Heavy Metal Never Dies 
11. Sign of Heavy Metal 

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