動物の異嗜（いし）、異食

こんにちは
ホメオパスのゆっこです。
 
ホメオパシーが初めての方はこちらをどうぞ＾＾

おうちの動物さんが、
糞便を食べちゃったり
食べ物じゃないものをかじりたがったり
したことはありますか？
 
食餌として不自然なものを
食べたり舐めたりすることを
異嗜（いし）または
異食といいます。
ここでは異嗜としますね。
 
異嗜で口にするものには
糞便、炭、石、土、布、金属、
プラスチック、ペットシーツ、
トイレの砂などいろいろです。
ウールサッキングもそうですね。
 
今回は、異嗜をテーマに
食糞のこと、氣をつけたいこと、
ホメオパシーケアをお伝えします。

◆動物種と食糞

糞便をたべることを
食糞（しょくふん）といいます。
動物によっては、
食糞はふつうの行動です。
 
・犬
犬の食糞は、本能からの行動です。
とくに子犬は好奇心も手伝っているでしょう。
全頭がするわけではありませんし、
成犬になったら落ち着きます。
見つけても叱ったりせず、
見守ってあげてください。
ヒトの赤ちゃんも一時期、
いろいろなものを口に入れたがりますね。
 
・うさぎ、ハムスター
糞便を食べるのは習性ですので
そのままで大丈夫です。
 
・猫
糞便を食べる動物ではありません。
子猫が遊びの一環で食べることはあっても、
ふだん好んでは食べません。
 

◆異嗜で氣をつけたいこと

異嗜は、犬猫では
品種や性別で違いはあまりなく、
どの年齢でも見られます。
 
異嗜になる素因としては
・過食になっている
・ミネラルの不足
・精神面のストレス
などです。

それぞれに原因があるので、
それに応じたケアが必要になります。
 
ウールサッキングなど布製品の異嗜は、
線維が腸で詰まることもあるので、
かじらせない工夫をしましょう。

◆異嗜のレメディー

異嗜になったときのレメディーを
アルファベット順に挙げます。
 
Alum. アルミナ
　脳神経に作用する協調障害や麻痺のレメディー
　乾燥がテーマで、皮膚はカサカサ、
　便は硬くてコロコロ
　異嗜：粗悪な食べ物、チョーク、炭、
　　　　清潔な白い雑巾、茶の葉や粉末、
　　　　乾いた食べ物、消化できないものを欲求
　精神はうつっぽく、内心焦っているタイプ
　症状は、暖かさや乾燥で悪化

Calc. カルカーブ
　過労から食欲不振。牛乳は合わない
　卵、塩、甘いものを欲しがる
　異嗜：チョーク、石炭、石筆など
　　　　消化できないものを欲求

 
Cic. セキュータ
　脳神経系に作用するけいれんのレメディー
　大きなしゃっくり、消化不良
　異嗜：石炭、チョーク、
　　　　その他異常なものを欲求。
　　　　食べられるものと食べられないものを
　　　　見分けられない。
　子どもっぽいふるいまいをする
　症状は、接触、振動で悪化

 
Nit-ac. ニタック
　喉、肛門など開口部に親和性のあるレメディー
　甘い味をともなう空腹感
　異嗜：消化できないもの、
　　　　チョーク、土などを欲求
　不満があり、怒りっぽい、恨むタイプ
　症状は、接触、振動、動きで悪化、
　乗り物にのることで好転。
 
 
異嗜に出てくるチョーク、石炭などは、
それらに含まれている成分を
欲しているのかもしれません。
 

◆その他のホメオパシーケア

・原因がわかっているとき
原因に対するレメディーを
異嗜のレメディと一緒にあげましょう。
 
・出したい異物が入ったとき
Sil. シリカを使います。
これまで新聞紙から串（！）まで
無事に出てきました。
鋭利なものときは念のため
診察を受けてくださいね。

ということで、
異嗜にもぜひレメディーを。

ケアに関するご質問などは
いろいろ相談、 Homoe Tube で
お受けします。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も動物さんといい氣分な一日を♪
 
こおろぎ ゆきこ
Holistic Room はしわたし／
日本ホメオパシーセンター羊蹄倶知安
（ようてい・くっちゃん）　

お問い合わせはメールにて：hashiwatashi.yk@gmal.com