合コンと範馬勇次郎

私の周りには独身で、魅力的にもかかわらず、いい人と出会いがない、ということを嘆いている人が多く、つい先日も知人とこの件について話をしていた。

そもそも、男も女もそうだと思うのだけれど、合コンのような両性が集まる催しを、なぜ同性同士のみで攻略しようとするのか、不思議に思っていた。女性雑誌もそうだろうし、男性雑誌はあまりみたことはないけれど、男性向けのサイトで合コンはこれでいける!的なことがかいてあるものは多い。

女性にウケたければ女性に何がうけるのか、男性にウケたければ何が男性にうけるのか、それぞれの性にざっくり聞くのが一番てっとりばやいのではないか、とシンプリスティックな私は思うのだが。

例えばだけど、範馬勇次郎。

男性の中で、この名前を聞いたときに、多少なりとも心拍数の上がらない人、何も感じない人は、果たしているのだろうか。

そして、女性の中で、この名前と、この名前をこの名前たらしめるエピソードの数々を知っている人が、どのくらいいるだろうか。

例えばだけど、たまたま出席した合コンで、

「範馬勇次郎みたいな男性が理想です!でも、独歩もいいよね!花山薫も男気あるけれど……。」

なんていっている女性がいたら、ちょっと興味を惹かれないだろうか?もちろんオーガのような筋肉をつけて、お願い!とか頼まれるような関係性になってしまっても、私には一切保証はできないところだけれど。

その人を知りたいと思ったら、その人が何を大切に思うか、を知る、というのは兵法の基本(出展不明)。異性のことを理解したいと思ったら、その異性の興味の先にも、目を据えてみることは、”異性ウケ”を狙うでも何でもなく、戦略的には必要なことに思える。

だから、キラキラした女性雑誌に、範馬勇次郎特集が組まれる日がくるのは、そう遠い未来ではないはず、と私は考えるのです。

追記:

”範馬勇次郎”、変換一発で出てくるのですね、すごい時代です。

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