要さないでください。
人と話していて、このフレーズが出てくるとどうしても「やめてーー!」って耳を塞いでその場にうずくまりたくなる言葉がある。
「要するに」だ。
要約する力、というか、話を聞いて瞬時に理解して、まとめられる力ってビジネスや日常生活においてとても重要な力だっていうのは分かっているのだが。
でも言われた瞬間、なんだか自分の話している話題を単純化・矮小化された気持ちがしてしまうのだ。
「ああ、要するに、こういうことだよね?」
って言われたとき、ついつい「要するな!!!!」って言いたくなってしまう私は底意地が悪いのだろうか(特にそういう時の要約は得てして的を得ていないことが多いから、余計に)。
でも、話をするのに、その人のペースや、その人なりの表現の仕方というものがあって、その全部を含めて、発言なんだと思うんだ。
それを、要するに、なんて言葉で、まとめないで欲しいのだ。
自分にももちろん言えることだけれども、人の話を聞くときには、その人の心を聞くつもりで、ちゃんと聞けるようになれたらなあ、と思う。
そうしたら、その人の発言を一般論に貶めるような、「要するに」なんてことは言えなくなると思うんだ。あれって、聞く側の「理解しちゃったぜ」っていうエゴだよね?ほとんどの場合…。
とまあ、そんなことを言いつつ自分も言ってるかもしれないので、気をつけましょっと思う、連休最終日でした。