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ファイティン

最近観た韓国ドラマ「マイディアミスターわたしのおじさん」障がいを持つ祖母と莫大な金額の借金を抱えた女の子が1人のおじさんと出会う。一生懸命働きながら借金を完済するために罪を犯しつづける女の子。おじさんは暗い目をした女の子に裏切られながらもあたたかく見守り続けた。お互いに許し合い助け合うことで、お互いの孤独な心をあたため合い、救われていく過程が丁寧に描かれる。

その合間におじさんが巻き込まれる会社の権力闘争、家族の問題なども描かれ、緊張感と笑いと涙に包まれる。過剰とも言える家族愛も中盤からは感動に包まれた。言葉では上手く説明出来ないが、本当に素晴らしいドラマだった。

世界的に見てもベスト3に入るであろうイ・ソンギュン(おじさん)の良い声が非常に効果的に使われたことも本作成功の大きな要因であろう。孤独な女の子が真面目で悲しみに溢れたおじさんの言葉を盗聴するという最高のシチュエーションを思いついた脚本が大成功した。

世界で一番かわいそうな女の子が哀しく優しいおじさんを励ます「ファイティン」という言葉。これからの私の人生で「ファイティン」は特別な言葉となった。


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