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隣の親子よ、幸せであれ!
今夜餃子の王将へ行った。隣の席を見た。親子が座っていた。父親は既に食べ終わり黙って座っていた。母親と4歳くらいの女の子は黙って食べていた。父親は腕組みをしたまま寝始めた。母娘は相変わらず黙々と食べている。会話のない暗い家族だなあと思った。
しばらくすると女の子が立ち上がり、向かいの席で寝ている父親に近づいた。そして寝ている父親の肩をそっと揉んだ。父親は目を覚まして娘に少し微笑んだ。母親はそんな父娘の姿を眺めていた。女の子は母親の隣に戻った。父親は疲れているのか再び寝てしまった。
食べ終わり帰宅途中、夫が「隣の夫婦は離婚話でもしてたんかな?暗かったなあ」と言った。私は「後半は明るかったよ」と答えた。
隣の親子が幸せであることを願った。