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クリスマスプレゼント

何歳までサンタさんを信じていたんだろう。祖母の部屋で寝ながら今夜サンタさんがやってくると楽しみにしていた記憶が一番古い記憶だ。
一番豪華だったクリスマスプレゼントは祖母がくれたリカちゃんハウスだ。リカちゃんハウスは折りたたむと赤色のバックに変身した。嬉しくて近所の友達の家にリカちゃんハウスを持って行ったら、友達のリカちゃんハウスは2部屋に分かれており、あまりのゴージャスさに驚愕した。
それ以外の印象深いクリスマスプレゼントは絵を描くのが好きだった祖母の手作りの絵本だ。嬉しくてあちこち持ち歩いていたら破れてしまいガッカリした記憶がある。

中学1年生のクリスマスの朝、目が覚めワクワクして枕元を見たがクリスマスプレゼントはなかった。すごくガッカリした。落ち込んでトイレに行った。部屋に戻ると枕元に茶色い紙袋が置いてあった。中を見ると家で売っているお菓子(私の家は商店だった)が入っていた。いつも食べている平凡なお菓子が何個か入っているだけだったが涙が出た。落ち込んでいる妹を見た姉が母親に言ってくれたのだ。お菓子と一緒に手紙が添えられていた。「遅くなってごめんね。 サンタさんより」


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