コロナ後遺症と手のリハビリ
次男は今年の4月21日深夜に動けなくなった。
朝起きた時トイレまで歩くことはできた。
最初の頃は、食後の薬は起き上がって、ぎこちないが、自分で服用していた。1週間後には、手をグーバーしたり、足の指をぎゅとできるようになってきた。
その頃は、母が買い物に行っている間に、敷布団から自力で起き上がって襖を閉めたりできていた。今から考えたら随分回復していた。また、この頃は光過敏もマシで、少しはスマホも使っていた。
その後、色々あって大きく悪化した。手指、足指はピクリとも動かなくなり、光・音過敏も酷くなり、スマホの画面は見えなくなった。部屋のポータブルトイレまでは歩いて行けたが、だんだんと悪化を恐れ、歩かなくなった。
そして次男は寝たきりになってしまった。
7月上旬にツィッターで知り合った女性からアドバイスを頂いた。その女性も2か月安静に動かなかったことが原因で寝たきりになったらしい。そして慢性疲労症候群の専門医に診てもらった時、専門医から「長く動かなさ過ぎたね。もっと早く動いていれば、ここまで悪くならなかった。激しい運動は危険だけど、筋肉がなくならない程度の運動は、逆にやらないとダメ。心臓に少し負荷をかけることで、POTSも良くなる」とアドバイスされたらしい。その話を次男に伝え、寝てばかりではなく、起きて座って立ち上がり歩こう!と決めた。
動くことで、後から疲労や身体の変化に苦しむことは毎日のようにあったが、苦しい変化の後には、身体の回復が待っていた。
次男は恐れずリハビリに取り組みはじめ、薬やサプリメントを減らし、どんどん新しい治療にもチャレンジしながら2か月半が経った。
座位は10分/1回、歩行は400歩/1回くらいは可能になってきた。つい最近ベッドから自分で起き上がれるようになった。
そして今は一番回復が遅れている手指、腕のリハビリを頑張っている。もちろん手指や腕のリハビリをした後には、苦しい変化がやってくる。何時間も頭や首や背中、全身に辛い症状が現れる。しかし、次男はもう恐れない。しんどいと言いながら呼吸法をしたり、寝ている時の手の位置を変えてみたり、そして、苦しみが収まったら再びリハビリを開始する。
きっと次男の頑張りは報われると信じて、母子は毎日話し合い、励まし合いながら前へ進み続ける。
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