コロナ後遺症とリハビリとPEM
先日、私(母)が介助し、次男の腕や股関節のリハビリをした。具体的に説明すると、母が次男の腕を持ち万歳させたり、足首を持ち膝を曲げて押したりした。
その2日後にPEMが来た。
70歩歩いてもPEMは来ないのに…これからは歩く以外のリハビリは絶対しないと心に誓った。
PEMにより2日歩くリハビリを休み、まだ上半身や股関節は回復しきれていなかったが、歩くリハビリを再開した。PEM前のリズム感のある歩きはまだ出来なかった。
なかなかPEM前の体調に戻れないことに母子は不安な気持ちになっていた。今日はずっと暗く無口だった次男が夜9時過ぎに「座ってみてもいい?」と言った。座るリハビリを久しぶりにして、意外と手や腕を使っていることに次男が気づいた。無意識に手を膝に置いたり、バランスを崩した時に後ろに手をついて支えたり…
座るリハビリの時は、次男の脳の指令によって自然と腕や手が動いている。母の介助によるリハビリの時は、次男の脳から指令は全く出ていない。母が腕を万歳させた時、次男は自分の腕が消えたような感覚になったらしい。
自分の脳の指令による動きは疲れにくく、逆に自分の脳から指令が出ていないのに、他力によって発生する動きは疲れやすい(PEMになりやすい)のでは?と分析好きな次男と単純な母は世紀の大発見をしたかのように興奮した。
これからのリハビリの道に光が見えた気がした。
嬉しく楽しい夜になった。