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漫画家志望

子どもの頃から漫画を描くのが大好きで下手な漫画を毎日毎日描いてた。ノートに漫画を描いたのを祖父に見つかった時無茶苦茶怒られた…よく覚えてないけど頭掴まれて畳の上で擦り回された記憶がある。すりまわすぞおぉぉぉって怒鳴られながら…そしてノート全ページを消しゴムで消さされた。

それでも裏紙など貰いながら隠れて漫画を描き続けた。図画工作が苦手で絵画コンクールでも入選することもないのに何故か漫画を描くことは大好きだった。

高校入学と同時に一人暮らしを始めた。はじめは真面目に勉強してたが村上龍の小説と出会い一気に小説と漫画と映画にどっぷりハマって勉強しなくなった。

成績はガタ落ちして高校卒業して浪人することになり東京に住む姉と一緒に住み予備校に通う予定だったが、親不孝なことに予備校はサボりがちで映画館に行くか図書館に行くかの毎日だった。もちろん成績は伸びず受験に嫌気がさした私は親に電話して漫画家になると言った。親は激怒、姉から今漫画家になると言ってるのは逃避かもしれない進学しても漫画家は目指せると言われ納得して少し勉強した。

結局地元に戻り大学に通い就職結婚出産育児介護を経て現在に至る。過去の自分を思い返すと他人のような気がする。漫画家になる夢は叶わなかったけど今それなりに幸せな気もする。

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