練りきりの美しさ

今日福屋盛寿の郷で和菓子づくり体験に参加した。本日の和菓子は練り切りだった。

練り切りとは和菓子の一種。白あんに砂糖を加え、やまのいもなどのつなぎを加えて練ったあんに着色し、季節折々の繊細な細工を施し、祝儀や茶席などに用いる上生菓子である。

福屋の社長さんからお話を伺った後、和菓子職人の方から「紅葉」という名の練り切りの作り方を実演して頂いた。我々参加者は職人さんに見てもらいながら、見様見真似で練り切り「紅葉」作りに取り組んだ。職人さんの美しい指使い、なめらかな指の動きとは程遠い、私の不器用な指使い。社長さんや職人さんから励ましの声かけを頂きながら、何とか練り切り「紅葉」を作り上げた。職人さんの「紅葉」とは大違いの平たい不器用な紅葉になってしまった。

社長さんがお茶を入れてくれて、我々は我が練り切り「紅葉」を頂いた。凄く美味しかった。

これからは練り切りなど和菓子を見る時、職人さんの熟練の技を感じたい。和菓子職人一人ひとりが表現する個性と芸術を味わい尽くして大切に食べたい。

今日は人生の楽しみをまたひとつ知ることができた最高の日だった。