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信じる者は救われる🥸

視力が0.05位の私は眼鏡を外したら視界がボヤけてしまう。朝起きると裸眼の私は自分の眼鏡を探す。私の眼鏡置き場は2階の寝室の本棚か、1階のテレビ横の机の上だ。しかし時々寝る前にいつもと違う場所に眼鏡を置いてしまう時がある。すると次の日の朝は見えない目でマイ眼鏡を探しまくることになる。階段を上がったり下がったり、あらゆる部屋を探すが見つからない。諦めた私は夫に眼鏡探しを依頼する。眼鏡を探す夫の顔は何故か自信に満ち溢れている。そして探し始めると大体2分以内で探し出してしまう。

今朝夫が出勤した後、眼鏡が無いことに気づいた。15分程あらゆる部屋をくまなく探し回った。そろそろ出発しないと遅刻してしまう。諦めてスペアの眼鏡を探した。父の形見の度が強い眼鏡が見つかった。もう一度父の眼鏡をかけて全ての部屋を探した。やはり見つからなかった。諦めて父の眼鏡をかけて自転車で出発した。

仕事を終えて自転車で自宅に向かった。私が帰宅して10分後位に夫が帰宅した。夫はいつもの自信に満ち溢れた顔で2階へ眼鏡を探しに行った。1分後「これはなかなか見つけれんわ」と言いながら階段を下りてきた。手には私の眼鏡があった。驚いた私は夫と2階へ上がった。眼鏡を見つけた状態を再現してもらった。長男の部屋には今も勉強机が置いてある。勉強机の下には漫画ワンピースのデスクマットが敷いてある。私の眼鏡はデスクマットのワンピースの柄と完全に同化していた。

私は眼鏡探しにおいて完全にバカの壁が出来ている。眼鏡を見失うと焦りまくりオロオロして目の前にある眼鏡さえ目に入らなくなってしまう。逆に何故か夫は私の眼鏡を探し出すことに絶大なる自信を持っている。そして毎回いとも簡単に探し出す。「絶対出来る!」と自信を持つことは案外大切なことなのかもしれない。


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