見出し画像

子どもを育てる人達に必要なこと

私は末っ子に生まれたからか、生まれつきなのか分からないが、子どもの頃から大人の顔色を見て上手く話したり動くことができた。例えば祖父が出かけようとしたらサッと靴を揃えたり、率先してお客様にお茶を出したりして大人から褒められる子どもだった。今になって思えばマジで嫌なタイプの子どもだ。

学校の授業では積極的に手をあげ大きな声で発言し、真面目に掃除しない同級生を叱ったりする生徒だった。だから小学生の時担任の先生からの受けは良好だった。

自分の経験から言うと、親、学校の先生、スポーツの指導者達はやる気のある積極的な明るい子どもを好む傾向がある。理由は簡単、そういう子どもは扱いやすく楽だからだ。

逆に反抗的、無口、暗い子どもは楽じゃないから嫌われるか無視されることが多い。しかし自分の気持ちを上手く表現出来ない子どもの心の奥底にキラキラ輝く情熱や感動が潜んでいることを忘れてはならない。特に子どもを育てる立場にある人間にとって絶対に必要なことだ。

もちろん積極的で明るいタイプの子どもにも隠されたコンプレックスや心の闇がある。小学生、中学生までは優等生を演じてきた私は高校生になり今までの価値観が変わり一気に劣等生になった。すると先生達の態度が面白いくらいガラリと変わった。

今の私もまだまだ人の表面的な部分だけを見て他人を評価しがちだ。我が子の発言で一喜一憂することもある。それは仕方ないことだ。ただ人の言葉や態度の裏に隠れたものを少しでも想像したり考える気持ちをいつも忘れないようにしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?