見出し画像

漢服が似合う中国人気俳優「任嘉伦」についてご紹介!

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。本日は、漢服が似合いすぎて代表作のほとんどが古代ドラマ、という俳優「任嘉伦(レンジャーロン)」をご紹介したいと思います。

画像1

任嘉伦は1989年、山東省出身の俳優兼歌手です。2010年、彼は「先声夺金,唱响亚运(音楽オーディション)」に参加し、「优秀亚运歌手(優秀な歌手)」に選ばれ、2011年には中韓アイドルグループのリーダー兼ラップ担当に選ばれ、歌手として芸能界デビューをしました。その後、彼は韓国のアイドル訓練を経験し、2014年に帰国。そして任嘉伦は古代ミステリードラマ「通天狄仁杰(トンテンディーレンジェー)」の主役に抜擢され、俳優としてデビューしました。それから数多くの古代ドラマに出演し、第4回「横店影视文荣奖(ドラマ・映画祭)」「最優秀俳優賞」に選ばれました。

彼が主役として出演した作品のほとんどが古代ドラマのため、漢服がよく似合う俳優とも呼ばれるようになりました。ここで、彼の作品を3作ご紹介します。

画像2

(1)大唐荣耀(麗王別姫 〜花散る永遠の愛〜)

2017年に放送された作品で、2シーズン合計で82話もあるという長編ドラマです。唐玄宗の時代、呉興の太守の娘「沈珍珠(シェンジェンジュー)」は皇帝の孫である「広平王(グァンピンワン)」と結婚し、沈珍珠は両親を殺した黒幕を探し復讐に宮廷へ入ります。時を同じくして宮廷では皇帝の「玄宗」が彼の愛妃である「楊貴妃」に溺れ、国が揺らぎ始めます。その後夫婦である沈珍珠と広平王が「安史の乱」を経験する、という歴史に基づいたフィクションドラマです。任嘉伦は皇帝の孫である「広平王」役を演じ、「沈珍珠」を演じたのは大物女優の「景甜(ジン・ティエン)」です。このドラマは当時凄い人気だったため、任嘉伦はこのドラマを機に一躍有名になりました。

画像3

(2)天乩之白蛇传说(The Destiny White Of Snake)

この作品は、中国古代の四大民間伝説の一つとされている「白蛇伝(はくじゃでん)」の実写版です。白蛇伝はかなり古くから小説や戯曲などの題材とされていて、中国人なら誰でも知っている物語です。実写版も何度かリメイクされていて、最近ではアニメ映画も上映されています。蛇の妖である「白夭夭(バイヨウヨウ)」と人間である「 许宣(シューシュエン)」の間の恋物語です。任嘉伦は许宣を演じていて、ヒロインの白夭夭を演じたのは、過去の記事でもご紹介した人気女優の「杨紫(ヤン・ズー)」です。何度もリメイクされている作品なので、視聴者にとってはどうしても過去の作品と比較してしまうということもあり、大ヒット、というところまでには至らなかったのですが、若い人達にとっては見やすい作品に仕上がっていると思います。

画像4

(3)锦衣之下(花様衛士~ロイヤル・ミッション~)

この作品は、嘉靖37年、明の朝廷で「厳嵩(イェンソン)」「厳世蕃(イェンシーファン)」の父子が権勢をふるっていた頃を舞台としています。軍部の沿海防衛地図が何者かに盗まれ、嘉靖帝は特務機関の「錦衣衛(ジンイーウェイ)」の指揮使の息子である「陸繹(ルーツァ)」にその調査を命じまする。そんな中、「六扇門(リューシャンモン)」の名捕吏(現代で言うと警察にあたる)である「袁今夏(ユェンジンシァ―)」に出会い、2人で謎を解きながら、恋に落ちていくラブストーリーです。任嘉伦は陸繹役を演じています。この作品は2019年12月に中国で放送され、2020年の4月に日本の衛星放送でも放送されていました。気にある方はぜひ観てみてください。

画像5

最後に、任嘉伦のプライベートですが、彼は女優の「聂欢(二―ファン)」と結婚し、2018年2月に第一子が生まれました。2人は任嘉伦のデビュー作である「通天狄仁杰(トンテンディーレンジェー)」で共演し、その後ゴールインしたそうです。

以上、漢服が最も似合う俳優の任嘉伦のご紹介でした。最新の古代ドラマを見ると、ほとんど彼が出演しているのではないかと思うほど古代ドラマの常連なので、漢服が好き、もしくは古代ドラマが好きな方はぜひ彼の作品を観てみてください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

いいなと思ったら応援しよう!