2020年の初びわ
農福連携にかかわっている出島総研代表理事の橋本剛です。
今年の「初びわ」いただきました。ガラスの器だと涼やかで、びわの黄色が映えますね。今年は「裏年」だそうですが、どうしてどうして、深い味わいがありました。
びわは九州、四国には自生する在来種がありますが、小粒で食用としてはイマイチだったようです。
ところが、江戸時代(天保年間)に長崎の三浦シオという女性が、清国からもたらされた「唐びわ」を種から育てて、食用に向いた今の「茂木びわ」につながっているとのこと。
http://www.nagasaki-biwa.com/about/
天保年間といえば遠い昔のようですが、私の高祖父・橋本興吉は天保9年の生まれだと戸籍(除籍簿)にあったので、昭和の初め頃まではまだ「歴史上」というより、親族の話題にのぼるぐらいの過去だったのではないでしょうか。(とはいえ、昭和も平成、令和と来てかなり昔になりましたね。)
さて、日本に自生していたびわはどこから来たのでしょうか。
調べてみると、どうやら原産地は「中国長江源流付近」のようです。四川省の奥まったところから長江(揚子江)流域に広がり、潮流に乗って日本列島にも伝播したとみられているようです。
https://www.mboso-etoko.jp/CEC/data/biwa2/biwa2.html
シルクロードのように、「びわロード」もありそうですね。