見出し画像

【勉強法】「量」を増やすならモチベーションとスタミナが鍵


こんにちは。あおです。
前回書いた記事で「量」のことを全然触れることができていなかったので、今回は深堀したいと思います。


↓前回の記事


早速ですが、タイトルにもある通り、量を増やすなら2つの要素が重要になります。

①モチベーション
②スタミナ

なお、今回の記事は細かいテクニックなどは書かずに、大枠のみお伝えしますので、資格試験に限らず努力の「量」を増やしたい方全員の参考になる記事となります。



①モチベーション


勉強時間を増やすには気合が大事だと思っていませんか?
というかそもそも気合とは何でしょうか?


気合という言葉は少し抽象的なので、僕は「モチベーション」という言葉に置き換えました。
モチベーションを高くすることで勉強時間を増やすことができるわけですが、モチベーションの定義をもう少し細かくするために、①長期的モチベーションと②短期的モチベーションの2つに分けて説明します。



長期的モチベーション


長期的モチベーションとは、目的を達成したい気持ちの強さ。つまり"want"の強さのことを指します。
"want"については以下の記事で解説しましたが、簡単に言えば将来のなりたい自分像のことです。



あなたが将来どんな風になりたいのかは、あなたしか決めることができません。
ここがぼんやりしていると、このあと説明する短期的モチベーションやスタミナをどれだけ高めたとしても、「量」を増やすことはできません。
なぜなら、増やす必要がないからです。


そもそも、「量」を増やすべき理由は目的を達成するためです。
その目的である長期的モチベーションが低いと、何のために「量」を増やしているのかわからなくなりますし、人間はやらなくていいことはやりません。
なので"want"の分析はとても重要になります。


「長期的モチベーションを高める=自分のなりたい像を明確にする」ということなので、最近努力の量が足りていないな。と感じる時はそもそも努力する必要があるか?と考え直してみるのもいいと思います。
また、自分のなりたい像はできるだけ具体的にすることをおすすめします。
一例として、筆者の長期的モチベーションについてお話します。


僕の将来のなりたい像は「①心身ともに健康でいながら、②居住地を変えずに、③家族(子供2人)を養えるお金を稼げるようになる」です。
この目的を達成するためには様々な手段がありますが、僕は税理士試験を選びました。
現職が経理であること、転職にも役立つ資格であること、独立という選択肢もあること、1度合格した科目はずっと剥奪されないこと、そもそも税務を勉強することが好き。などいくつもの理由が組み合わさった結果「税理士試験がベストな選択」と判断しました。

税理士試験の勉強をしなくても、将来のなりたい像は達成できるかもしれません。実際、現職では税務担当となり実務をいろいろやらせてもらっているので経験は確実に積みあがっています。なので理想の会社への転職もしやすくなっている気がします。
ですが、収入面のなりたい像を達成する確率を上げるには税理士試験はあった方がいいいと思っています。
そのため、勉強をしなくても目的は達成できるかもしれないが、勉強をすることで達成できる確率をより上げることができる。と考えることで長期的モチベーションを維持しています。


短期的モチベーション


短期的モチベーションとは、目の前の作業に集中することを指します。
では、集中するためにはどうすればいいでしょうか?
フロー状態」を作ることが大切になります。


フロー状態とは「挑戦」と「能力」のバランスが最適な状態を指します。


皆さんは一度は時間を忘れて何かに没頭した経験はないでしょうか?
僕の場合は、おもしろいゲームをやっているときは気づけば4時間くらい経っていることがよくありました。
特にRPGのゲームで倒せるか倒せないかギリギリの敵と戦っているときの時間はあっという間でした。


今思うと、この時こそまさにフローの状態だったんだと思います。
この状態を勉強でも作ることこそが短期的モチベーションを高めるコツであり、実はちょっとした工夫で誰でもできるようになります。


その工夫とは、自分が持っている知識で7割くらいは解くことができる問題集に取り組むというものです。
難しすぎる問題集だと「挑戦>能力」となってしまい、「こんなの解けるわけないじゃん」という気持ちから短期的モチベーションはあっという間になくなります。
簡単すぎる問題集だと「挑戦<能力」となってしまい、「これが解けたところで本番で点数取れるのかな」という気持ちから短期的モチベーションは上がりません。


”7割”というのが大事で、ある程度は理解できるもののあと一歩わからないという状況だと「わからない部分を理解したい」という気持ちが出てきます。
「この部分さえわかれば問題が解ける」という状態だと理解した瞬間に目の前の目標を達成することができるため、脳が必死に理解しようとします。
この時間こそがフロー状態であり、短期的モチベーションが高い時です。


まとめると、短期的モチベーションを高めるポイントは、わからないことを理解したいという仕組みを作ることであり、そのためには自分の能力である程度は戦うことができる問題集を見つけることが大切になります。


②スタミナ


先ほどまではモチベーションについて話しましたが、もう一つ重要な要素になるのがスタミナです。
例えば、運動不足を解消するためにマラソンを完走したいという目標があるとします。
「運動不足を解消したい」という目的に対する長期的モチベーションはかなり高い状態で、そのためのトレーニングも専属のトレーナが一から作ってくれているため挫折せずに続けられる環境であることから、短期的モチベーションも高いとします。


では、この状態であればいきなり12時間連続で練習することは可能でしょうか?
不可能ですよね。
なぜなら、この人は元々運動不足だったので運動を続ける体力や体作りができていないからです。
この状態で無理やり練習を続けるとけがをします。


少しずつ練習量を増やしていくことでスタミナをつけるのは当たり前ということを皆さんお分かりかと思いますが、これは勉強に関しても同じことが言えます。
僕は「勉強体力」と呼んでいますが、こればかりは結局のところ勉強することでしか伸ばすことができません。
ゲームを何時間も集中して取り組むことができる体力や、何時間も走り続けることができる体力とは別のものになります。


最初のうちは何時間も勉強するのがつらいと思います。
この時につらくても頑張れるようにするためにも長期的モチベーションが大事になります。
何度も言いますが、長期的モチベーションが低いならそもそも勉強する必要がありません。
やらなくてもいいことはやる必要がないんですから。


ちなみに余談にはなりますが、勉強体力を強制的に爆増させる方法があります。
それは、3日間連続で最低限必要な日常生活以外のすべての時間を勉強に捧げるというものです。
おそらく3日間で30時間くらいは勉強できると思います。
4日目以降の勉強時間は自由になりますが、「自分は本気を出せばこれだけ勉強できるんだ」という自信と実際にやり切ったことによる勉強体力の限界値底上げ効果はかなり感じるはずです。

一方でこの方法にはリスクもあります。
それは、勉強が嫌いになってしまう可能性があるということです。
これまで全然勉強をしていなかった人がいきなり毎日10時間近くもの勉強をすると、アレルギー反応に近い状態が起こるかもしれません。
そうなると、今後も勉強をするときに嫌な記憶がよみがえってしまい、勉強すること自体が嫌いになる恐れもあります。

そのため、やはり理想は少しずつ勉強時間を増やすことです。
(ここまで書いて気づきましたが、これってHUNTER×HUNTERでゴンとキルアが強制的に念能力を開花させたときの話に似ていますね・・・(笑))



まとめ


量を増やすにはモチベーションとスタミナが大切であり、モチベーションは長期的モチベーションと短期的モチベーションに分けることができます。
また、スタミナはゲームやスポーツ、趣味で没頭できる体力とは別のものであることを理解したうえで、少しずつ勉強体力を増やすことをお勧めします。


ここまでの大枠を理解したうえで様々なYouTuberが紹介している勉強時間の確保方法や勉強ルーティンを見ると、より参考になると思います。


ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!