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魅せゴマとは?魅せゴマの使い方

WEBTOON作品の魅力の1つにゴージャスな画面というのがあります。

今回は、ゴージャスな画面(魅せゴマ)の使い方について解説をしていきます。
「魅せゴマを画面を制する者はWEBTOONを制す」と言われていますので(私が今言いました)本記事はある種WEBTOON作りの核心のお話になります。

本記事を読めばWEBTOONがどのような構成で魅せゴマを作っているのが理解ができますので、ぜひ一読ください。


🌱魅せゴマとは?

名前のとおり、読者の印象に残るようなコマ、それが魅せゴマです。
以前の記事「📕各コマの適切なサイズと形も演出の1つ」でも解説していますが、超大ゴマと大ゴマが、魅せゴマに該当します。

魅せゴマ例①「敗戦の剣士、勇者の子と暮らし」1話
魅せゴマ例②「敗戦の剣士、勇者の子と暮らし」8話
魅せゴマ例③「敗戦の剣士、勇者の子と暮らし」13話

一般的な横読み漫画でも、1ページにつき1コマは読者の目を引くような、いわゆる「魅せゴマ」があります。
これは、読者が飽きないようにするためです。

特にWEBTOONでは、この傾向が顕著です。
横読み漫画は雑誌で読む場合やスマホで読む場合でも1ページ単位で表示されますが、WEBTOONは限られた情報しか表示されません。

よって、WEBTOONでは横読み漫画以上に強いフックが必要です。
続きが気になるような印象的な絵(私はこれを「画圧」と呼んでいます)を描く必要があります。

しかし、すべてのコマを魅せゴマにすれば良いわけではありません。
魅せゴマを連続すると、本来魅せたいコマの印象値が相対的に下がります。

よって魅せゴマは他のコマとの連携で効果を発揮するのです。
次の項目では、魅せゴマの使い方について解説します。

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