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waratsutsumi
好きな文章を標本にしたい
本を読んでいると、どきりとする一文がある。
それは、素敵なヒロインの容姿についてかもしれないし、自分の悩みから解放されるような一文かもしれない。または、少し官能的な場面という場合もあるだろう。
そういう一文に出会うと、感激してしまって、すっかりその本が好きになってしまう。惚れっぽいのだと、思う。
そういう文章を忘れないために、本に付箋を貼る。
でも、それだけではダメだという事に最近気づいた。
好きな言葉たちを、持ち歩けない、すぐに触れられないからだ。
どれだけ感激した文章も、壮麗さにクラクラとさせられた文章も、
記憶から抜け落ちていってしまうのだ。
疲れてしまった時、心のふれあいが欲しい時、慰めが欲しいとき、
いろいろな場面で、欲しい言葉がある。
本はそういうニーズを満たしてくれる、有難い存在である。
しかし、そういう心の状態では、本に触れるのもしんどい時もある。
だからこそ、インスタントに好きな文章を補給できたら、いいなと思った。
元気をくれる言葉、美しい言葉をポケットに入れて持ち歩きたい。
そう、寺山修司の「ポケットに名言を」のパクりから着想を得たのである。
自分にとっての名言や真に迫っている言葉たちを集めたい。
美しい言葉はいつでも眺めていたい。
素敵なヒロインたちも私の標本となり、いつまでも美しいままだ。
素晴らしいとは思わんかね?
言葉は腐らないんだし、沢山集めてもバチは当たるまい。
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