生きるということ その1
7/22〜7/23にかけて。
身体が熱い。眠れない。何かがおかしい。クーラーは付いている。
そういえば今は何時だ??iPhoneを探して開くと01:15。警備の仕事は休みだった。夕方に少し外を歩いたがかるい熱中症にでもなってたのかな。そんな事を思いながらまた眠りにつく。
少ししてまた目が覚める。時刻は05:00。おかしい。何かがおかしい。これはと思い体温計を探して測ってみる。
37.9
微熱どころでは無い。風邪ひいたのかな…。そんな事を考えながら7/23昼の予定に丁重にお断りの連絡を入れる。大変申し訳ない。熱があっては絶対的に外に出てはまずいのは重々承知している。
この時13:42とある。そしてこの後39.5℃まで熱が出る。そして確信する。
コロナに感染したのだろうと。
世間では東京で3000人とか騒がれ出した頃だった。もう僕はその中の1人なんだろうなと。ニュースやネットで見てた運の悪い可哀想な人の中に僕は入っていた。
そして僕には基礎疾患があった。2型の糖尿病だ。
基礎疾患があって太っている。重症化しやすい人の条件は揃っていた。だからなんとしてもコロナは回避したかった。けれどまだPCR検査をしたわけでは無い。
7/24 発熱外来を受診できる病院を案内してもらい高熱の中向かう。そして
陽性だ。やはり陽性だった。目の前が真っ暗になる感覚を初めて味わう。もしかしたらもう今年の夏は越せないかもしれない。家族にも二度と会えないかもしれない。
底知れね絶望が目の前に来ていた。
つづく