「ジャイアント食堂」になった八戸市美術館の「ジャイアントルーム」
何だかんだで3回目くらいの八戸市美術館。居間シアターのジャイアント食堂をじっくり体験させてもらいました。備忘録的に写真と印象だけアップしておきます。
ジャイアントルームを中心に丸一日開館&多数のプログラムを実施
八戸市美術館は通常は10:00-19:00開館。エントランス・ショップ・フリースペース(打ち合わせやイベント利用をすることもある)・稼働壁を兼ねた収納/倉庫(一部)などを包摂する空間「ジャイアントルーム」は、特に何も行われていない時も解放されているようですが、今回の企画は時間も8:00-21:00に設定しこれを使いたおす意図であることは明らか。演出・構成を担当したのが、これまで何度か作品を見たりレビュー、インタビューなどを担当させてもらったこともある居間theaterさんでした。
最後の最後の方はこんな感じだったっぽいです。館長のツイートより。
1日体験してみての印象
ジャイアントルームというパブリックスペースの基本機能+αに食堂という基本機能を与えながら、1日の時間軸の中でその性質をゆるやかに変化させていく(あるいは、来館者のアクテビティにより変化「していく」)。
ひそかに用意されていた台本がその象徴なのですが、完全にコントロールができない環境の中でも、(人により響くものは違えども)強度のある時間、公共施設としての美術館の可能性が生まれていたと思います。正にここでしかできないやつ。
アートファーマーさんの建築ツアーや、設計をJVで担当された西澤徹夫さんのツアー(関係者に便乗)にもこのタイミングで参加できて、理解が深まりました。
居間シアターはすみゆめでも企画を仕込み中とのことで秋が楽しみです。編集させていただいた関連インタビューはこちら!
(2022.6.28.追記)ちなみに小規模多機能型アートセンター系の基本設計プロポには、アーツ前橋の仕事(普通にイベント、記録、広報物制作など)をいただいていた2014年頃から興味があり、建築チームにお誘いいただいて参加したこともあるのですが勝てたこと無し。秋田はそこまでの話では無かったのでまた挑戦してみたい。
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