格ゲー大会でわざわざコスプレするやつの話
この記事はBBTAGアドベントカレンダー企画の一環として書きました。
攻略系の内容にすると、最近のぼくの傾向上、なんか息苦しくて無駄にまじめ感出してて重たい上に異常な長文になっちゃいそうなので、そうでなくてすぐできるやつをなんか書くか~って思って書きました。
大体すぐできない。数日に小分けした。
本題。
なぜ、格ゲー大会でわざわざコスプレをするのか
楽しい!!!!!
自己満!!!!!
ちょっと承認欲求!!!!!
というだけの話なんだけど、これだとあまりに中身なさすぎなので、少し掘り下げて書きます。
メリットがある
実は機能的にも感覚的にも案外メリットがあるので紹介します。
メリット・見つけやすい!
格ゲーのオフライン大会で、特に複数の種目が合同で開催されるような豪華な大会だと、それなりに人混みが激しい感じになります。
スタッフ視点だと、選手を呼び出す際に、仮に呼び出す対象の選手が知り合いだとしても、今どこにいるのかを把握するのは困難です。特に近年は皆マスクをつけているので、親しい知人ですら見つけるのに時間がかかります。
コスプレしてる奴は超目立つので1フレで見つけてもらえます。
また、「今近くに居ないこと」が2フレで分かるというのも見逃せないです。居なければ呼び出すなり後回しにするなり、判断ができますからね。
スタッフと知り合いでなくても「○○さんはあのコスプレしてる人だな」でスタッフに一発で覚えてもらえますし「その人さっき××のブースで見たよ」とかで助けてもらえるかも。
これでDQも怖くありませんね。海外大会でも大活躍間違いなしです。
メリット・話しかけてもらいやすい!
なにもしてなかったら絶対に一言も話さずに終わっただろうな~、って方から話しかけてもらえたりします。むしろ、有名人の側から話しかけてもらえることもあります。
お互い認知はしてたけど話したことはなかった、みたいな関係値でも、お祭り補正で会話するきっかけになったり。
通りすがりに、写真いいですか?と声をかけてもらうこともあります。
特にCEOtakuでは数え切れないくらい声かけられました。
有名なSonicfox選手と写真撮りたいなあ、って思って出待ちしてたら、ぼくのほうが「写真いいですか?」と捕まってしまい、Sonicfox選手とは写真撮れずじまいになりました。そんなこともある。
メリット・緊張しない!
これは感覚的なものにだいぶ左右されるので、完全にぼくの話になってしまいますが……。
ぼくは緊張耐性はそれなりにあるつもりですが、緊張はするものなので「緊張することを当前として、それ自体を特別感として楽しむ」ことを耐性と考えています。
できれば普段どおり戦えるのが理想ですが、特別な会場で特別な想いを賭けて試合をしてる以上、普段どおりにいく訳がないので、そういうものだと受け入れています。
コスプレモードだと、割り切って普段要素を全捨てした特別感の塊になれます。
「変なカッコしてるしな!」という非日常感が、試合の緊張を中和してくれている気がします。
ジョークで"勝負服"なんて表現したりしますが、実際にほぼそのものの機能を果たしてくれていますね。
でもさすがに、CEOtakuの壇上(前日の対抗戦で初めて座ったとき)はハチャメチャに緊張したなあ……。
メリット・さいあく負けても楽しい!
めちゃくちゃ勝ちたくてBBTAGやり込んで大会に来てるので、負けて幸せな訳がないのですが、それはそれとして、せっかくのイベントを悔しいだけで過ごしてしまうのは損です。
やられた後、自分の本命の種目が終わった後も、コスプレモードで知り合いにウザ絡みしに行ったりして、何かと楽しい出来事が起こせます。
まあ結局悔しくてめっちゃ野試合するんだけど。戦闘民族。
メリット・女の人に優しくなれる!
でかけ際に顔面作るのに少々時間がかかっていても、「ワカる……」となって菩薩の心で待てます。
なんか小さな荷物が妙に多くて、カバンの奥に埋まっているスマホや財布をいつもゴソゴソ探しているのも最近「ワカる……」ようになりました。
コスプレ中に周りのプレイヤーが気を使ってしてくれて嬉しかった行為や、言われて嬉しかった言葉や、逆に、失礼に感じた言葉や、ちょいキショって感じた行為など、「モテるってどういうことかワカった気がする」みたいな発見もあります。(気がするだけです。注意。)
さらに、全然別件ですが、女性のクリエイターみんなが顔のテクスチャ描くの鬼上手い理由もワカります。
キャラ対策の基本は、相手キャラを実際に動かしてみて、相手の視点を知ること。それと一緒ですね。知らんけど。
デメリットもある
もちろん、世の中いいことばかりではありません。
光あれば闇あり。無敵あれば確反あり。
デメリット・トイレ行きにくい
基本的に、すぐに着脱できないものなので、お手洗いは1日ガマンするつもりで臨みます。
ちいさいのはまだしも、おおきいのはほぼ無理です。(全部脱がないといけない場合も。)
お手洗いに行きにくいとなると、カフェイン系も控えめにしておいたほうが良いですね。
女装で男子トイレに入ると、すれ違った人が「NANI!?」って顔をしますが、これは恥ずかしいと思わず、エンタメとして楽しむのがよいです。
デメリット・動きにくい
1秒で絡まるウィッグだったり、めっちゃフワフワのスカートだったり、きっついヒールだったり、「動きやすい服装」を全否定する格好をしているので、とても動きにくいです。
転ばないように、引っ掛けないように、注意が必要です。
ワイスやオリエはこの格好で2段ジャンプしたり、ルーメンステラを引きつけダッシュガードしたりしているんだから、それはもうすごい運動能力です。
仮にジャージと運動靴で参戦してたらきっと最強キャラだったけど、それだったらこんなに狂ったやり込みはしなかったと思うので、やっぱりフワフワスカートでよかったなあ、と思います。
デメリット・ポケットがない
スマホどこに入れよう問題が発生します。
コントローラと併せて、しっかり入るカバンを用意しときましょう。(写真頼まれた時に前髪直す用の手鏡も忘れずにw)
財布、スマホを普段と違うところにしまうことになる場合、紛失や盗難には気をつけましょう。
ワイスは腰に小さいポーチがついてるので、スマホが入ってえら~いって感じです。が、背中側なので盗難リスクが普通にあり、やっぱりカバンに入れることになります。
デメリット・飯食いに行けない
お昼休憩に外食するのはムリですw
予め手軽に食べられて汚れない軽食を用意しておく、お昼食べ終わってから着替える、夜までガマンするなど、考えておきましょう。
周りのプレイヤーのファジーご飯に対応できないので、着替え終わりからご飯までの予定を決めておき、計画的に行動しましょう。
デメリット・荷物が増える
当たり前ですが荷物めちゃくちゃ増えます。
重さはそうでもないですが、体積はすごい食います。
特に"コス用の靴"がかなり体積コスト高いです。オリエコスなら家からハイヒール履いてけば一応荷物1つ減らせますが、男装女装以前にそんなの履いて遠征したら足が爆散します。
余談ですが、空港と関係ない立地、例えば国際展示場周辺とかでキャリーケースをコロコロしてる人がいたら、大体コスプレイヤーです。
(PS4とアケコンとモニタと配信機材を運んでるBBTAG妖怪の可能性も稀にある。)
気をつけることもある
もし「おれもコスプレしてモテモテになりたいぜ」って思った方は、是非挑戦してみるとよいでしょう。
ただし、周りへの迷惑にならないよう、また想定外の事故がないよう、以下に気をつけておきましょう。
会場に更衣室があるか事前確認しよう
格ゲーイベントはそもそもコスプレイベントではないので、更衣室は普通は用意されていません。必ず事前に確認し、運営の指示に従いましょう。
会場がホテルで泊まりつきなら、部屋で着替えてから会場まで移動したりできますが……。
ぼくはEVOJAPAN2020の時はひっそり「野郎用の更衣室ってありますか……?」と、事前に問い合わせていました。
なお、トイレで着替えるのは、オッケーと指示されない限り基本ダメです。トイレはう○こするところです。
マジで漏れそうでめちゃくちゃ待ってる時に、トイレからコスプレ太郎が「今着替えました!」って感じで出てきたら殺意沸くと思いますし、逆に更衣室でう○こされても殺意沸くと思います。やめましょう。
写真撮影のときにジャマにならないようにしよう
テンション上がってるのでついやらかしがちですが、通路を塞いでないか、試合中の人のジャマになってないか、気をつけましょう。
写真撮影を依頼してきた方が気付いてないようだったら、壁際とかに誘導しましょう。
膝置きアケコンは事前にロケテしよう
スカートの上に膝置きアケコン、普通やるか?
やらないと思います。本番でツルツル滑って自滅しないように、大丈夫かどうか一度試しておきましょう。
(宅コス着キャンチェックというシュールな図。)
ちなみに、意外とアケコン滑りません。大丈夫です、スカート膨らませてても壇上まであがれます。安心して女装しろ。
ガチレイヤーの方とキャラ被りしないようにしよう
異性装するとして、女性の本職レイヤーの方と同キャラで被ってしまったら、なんかとってもつらい気持ちになる予感がします。
知り合いの範囲で、根回ししておきましょう。
EVOJAPAN2020の時は、完全サプライズにして会場を荒らすつもりだったので、マジで誰にも言わずに準備していたのですが、前述の更衣室の問い合わせと、あとしのびさん(中野に時々来る。カンカニで雪泉コスしてた人。)にだけは、被らないよう知らせていました。
以上、誰が何と言おうとBBTAGの記事でした。
みんなも推しキャラのコスプレで戦おう!!!
楽しいよ!!!
余談:はしもさんの次のアップデート
好きなキャラ二人分見せびらかしたし、新鮮さはなくなってきたと思うし、やりたいこともだいたい達成した気はします。
ホントは、国外に無名のまま努力して強くなって、突然海外遠征して「日本人のコスプレイヤーで、ファンチーム使ってるカジュアル勢です~」みたいな雰囲気で大会出て、ガッチガチの試合するという地雷プレイヤーをやる野望があった。
が、北米遠征を楽しみにし過ぎて、遠征前に知り合いを作ってしまい、普通に警戒されてしまいました。(でも入賞できたからがんばった!)
コスプレ、特に海外からポジティブな反応を何だかやたら頂けるので、ゲームの腕前や語学含むコミュ力と併せてクオリティアップしつつ、パフォーマンスとして続けていこうかなと思ってます。
アプデポイントがあるとすれば以下。
ゲーム中のポーズを真似したいので、武器が超超ほしい。売ってないだろうし売ってても超高くつくはずなので、自作するしかなさげ。今忙しいから着手してないけど、自作する手順は既に考え済。工作好きだけど相当難度高そう、あきらめるかもしれない。
メイク適当なのでクオリティアップさせる。正直マスクでかなり誤魔化せてるので、マスク外しても"某有名プレイヤーに似てる"と言われないようにする。※普段はいいけど、女キャラのコスプレしてる時に言われるとちょっともんにょりするやつ。
同キャラの別バージョン。ワイスならvol2, vol4-6, vol7以降のとか。原作見てない格ゲー勢には伝わらないので優先度低。※他格ゲー勢からも「ワイスだ」「オリエおる」と分かるのは大事。※アニメ版は医者に止められてるのでNG
BBTAG関係ない何か、流行りもののキャラ。一時期てふにしゃんがやたらウマ娘を推してきた。格ゲー関係ないし脈絡がないじゃん、と思いつつ、脈絡あるなら一考の余地はあり。
コスプレ配信需要あるんか?と思ったけど、照明とかの環境構築が面倒で止まってます。少し試したところ思ったより気軽にはうまくいかないことが分かり、後回し中。何すれば解決するってのは分かったけど、今はやらない。
おれは成長を続けている。斜め上に。